パザ日誌

2003年07月07日(月)

二十歳になった時

ふとした事で、何の前後の脈略もなしに、ある事を思い出す事があります。ボクの脳内ハードディスクが極度の断片化をしてるのか、細切れになって何がなんだか分からない様な、不良セクタにアクセスしたかの様に。今回はトイレに入った時にふと思い出しました。やっぱり前後に何の関連性もない、自分が20歳になった日に何をしてたのか? という事。普段こんな記憶はどこに隠れてるのかと思う様なモノなのですが、うっすらと記憶が蘇りました。ただし、何のオチもなし(笑)。そろそろボクの脳内ハードディスクの記憶もあやしくなってきてるので、ダラダラとここにバックアップをとっておくことにしましょう。

十九歳の最後の日、当時働いていたとある車屋さん(ディーラー)でサーヴィスマン(分かりやすく言えば整備士)をしていました。そのお店は新車の販売メインの支店で、自動車整備工場的には「認証工場」ではない所でした(周りが住宅街だった為に「認証工場」に出来なかったのだとか)。認証工場じゃないという事は、分解整備をする事が出来ないのです。せいぜい出来てオイル交換とか、ぎりぎりブレーキパッドの交換くらい。面白いのは、ブレーキパッドの交換は(キャリパーを外してしまわなくても交換できるから)分解じゃないけど、ドラム・ブレーキは点検するだけで(ドラムを外した段階で)分解整備になってしまうのです。だから定期点検も新車の初回点検くらいしかまともに出来なかったような感じでした。そういう工場で、その日もタイミングベルトの交換なんかをしてたのでした(笑)。

何故かその日は修理にてこずってたのか、ボクの責任感が強かったのか(それはない・笑)、みんなが帰ってもボク一人だけ残って、シャッターを閉めたまま修理をしてたのでした。そして、やっと目処が立ちそうだなと思った時に、部品の方向が逆だという事が判明(笑)。多分カムシャフトだったかなぁ? ちゃんと確認したのに……。いやんなってその日はそのまま帰る事にした時、ちょうど二十歳になったのでした。夜中、ピットのシャッターを閉めて、夜空を見上げながらため息を付く様な二十代の始まり。バンドなんかもうやる事もないと思ってました。

で、三十歳になった時はどうだったかって思い出そうとしてるのですが、まったく記憶なし。四十歳の時はまた何かあるのかなぁ。

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