パザ日誌

2003年07月20日(日)

新聞の勧誘さん

今日は昼間に、久しぶりに新聞の勧誘さんが来ました。簡単に自己紹介の後、やっぱり第一声は「二万四千円分の商品券を付けますから……」という事でした。いえーい! じゃなくて、これも前にも書きましたが、新聞社の競争の内情、もしくはいろんな理由による「新聞離れ」の中で、プラスアルファを付けるというのはアリだと思うんですよ。勿論、新聞社も販売店もそんなもので売りたくない訳でしょう? しょうがないからそういうので売らざるを得ない、切実な事情があるのはよく分かります。でも、これが第一声だというのはもう笑うしか無い(笑)。もはや最終手段ではない訳です。ペプシは味よりも、スターウォーズグッツで売る時代なのです(よく分からん)。ボクとしては、そんな売り方しか出来ない新聞は絶対に取りません、という話です。だから言ってやりましたよ、「三万円分にならんか?」(嘘・笑)

そして「そういうのはどうでもよくて、記事の内容で決めます」って言ったら、次は「うちの新聞は企業の六割がとっている」とおっしゃるのです。いや、確かにそれは実績があるから、うちの新聞は内容も認められていて良いですよ、って言いたいんだと思いますが、そう言われてもボクは、世界中の六割の人がビートルズの音楽は素晴らしいからCDを買え、って勧められても買う気がしません。そういう性格が曲がった人間なのです。これはビートルズの音楽が良くないとか、そういう問題じゃないですよ、勿論。ただ単に、物を選択する時は個人的な趣味や、それを支える思想みたいなのがある訳です(そんなたいそうな……笑)。大多数の人間が認めた音楽だから、ボクがその音楽を聴く訳じゃない。そのあたりをせめて来られると、腹が立つ訳じゃなくて、どっちかっていうと困る訳です。

今日の人もちゃんとした勧誘をされる方で、感じも良くてよかったのですが、そもそも新聞を取りたくない(というか、新聞をとるお金があれば、ライヴやCDに使いたいという切実な経済状態が正解)人間に向かって、いくら勧誘したって無駄なのでありました。でも実は新聞好きなのでありますが。あぁ、いつかお金持ちになったら、こっちから「お願いですから、新聞配達して下さい!」ってお願いにあがりますから……。

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