パザ日誌

2003年08月02日(土)

ビリー・コブハム・ドラムセミナー

昨日は「元祖手数王」とも言われる、ビリー・コブハム御大のドラムセミナー@京都へ行ってきました。

ビリーコブハム サイン入りTシャツ

生でビリー・コブハム御大を見るのは初めてでした。いやぁ、凄かった。もういわゆる還暦も近いお年だとは思いますが、この手数ぶりですか。しかも、叩き終わってからも息があがっていないのが凄いと思いました。今日のpazapの練習だけで、ハァハァ言ってる自分に反省です。あ、一緒にしたら駄目ですかね(笑)。勿論手数だけではないってのは、言うまでもない事ですが。

セミナーの構成は、始まる前に質問用紙に聞きたい事などを書いて提出。お決まりの使用ドラムセットの説明(及びプロモーション・笑)。そしてビリー・コブハム御大が登場して、まず長めのドラム・ソロ(二十分くらいは叩いてたと感じました)を一曲。そして、ドラマーでもある本日の通訳さん(お名前失念)を通して、質問用紙からの質問にビリー御大が答えて、その後マイナスワンで曲を1曲。つづいて質問に答えて、最後にまた短めのソロで終わりという、二時間弱のセミナーでした。

ソロでは、片手に二本ずつスティックを持って、合計四本というマリンバのバチを持つ感じで、長いソロを叩いてました。しかも叩くモノによってスティックの開き具合も変えて(まさにマリンバのよう)、しかも左からハイハット、スネア、スネア、フロアタム、とかを同時に叩いて、真ん中の二本でロールとかを入れたり。よくそんな事できるなぁ……という感じで唖然として見ておりましたです。試しに今日やってみましたけど、出来る訳がないですね(笑)。というかそれ以前に、ボクみたいな手をクロスさせるタイプのセッティングには向いてない感じですかね。ビリー・コブハム御大は、オープンハンドという、ハイハットとかライドとかを左手で叩く叩き方をするので、ハイハットとスネアの位置が同じ位置にあります。だから、スティックをハイハットに挟んでスネアの上に置いて、そのスティックを叩くなんて技も出来るのですね(これも面白かった)。ソロの中では変拍子のフレーズもけっこう登場してて、特に7拍子が多かったです。ドラム・ソロだけでも全然飽きない、それだけで素晴らしい作品のような感じでした。

質問内容は「スティックの持ち方」から「姿勢」、「パラディドルの応用」など。「4ウェイ」と「パラディドル」の練習法としては、まず1、3拍にバスドラム、2、4拍にハイハットを踏んで、これを基本として、その上で「シングル・パラディドル」「ダブル・パラディドル」「トリプル・パラディドル」のチェンジアップをするというのを紹介していました。お決まりでアクセントはタムなどに応用。こういうのを26のルーディメンツで応用するといいと仰っておりましたです。

最後にアンケートの提出者の中から、五名にサイン入りヤマハTシャツがプレゼントされたのですが、なんと当たってしまいましたです。ラッキーな半面、こういうの当たった試しがないボクとしては、今年の運をこれで遣い果たした感じがしてしまいました(笑)。それにしても、今日の練習で右腕が上がらない……。これを「年のせい」には出来ないぞ! というのを改めて感じましたですね。

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