パザ日誌

2003年09月05日(金)

「兵士の物語」到着

ボク個人的には三枚目の購入となった「兵士の物語」のCDが到着いたしました。といっても、録音が一九九二年で十一年前、発売が九八年なのでもう五年も経ってしまってて、とてもタイムリーと言えないのはご愛嬌という事で。在庫で持ってる以外では、一般の店舗・通販では「メーカー切れ」扱いで、
東芝EMIファミリークラブ楽天店でのメーカー直の通販でのみ手に入るというのも、この前に書きました。

二回たてつづけに聴いてみたんですが、予想通り良いアルバムですね。何が良いっていうと、やっぱりこの人選でしょうか。この絶妙な人選をしたのが素晴らしいです。こういうアルバムを作ろうとしても、楽器隊はどうしてもクラシック畑の人で固めたがるんですよね。ボクも持ってるスティングのにしてもそうです。それはそれで良いんですが、このアルバムはそうならなかったのは素晴らしいですね。とっても良い意味でバランスがとれたアルバムになってると思います。きっとこの個性派ぞろいの語りに対して、バリバリのクラシック畑をそろえたら、逆に醒めてしまう気がしますね。このアルバムはもう、この人選の勝利に尽きるんじゃないかと思いました。そして、コクトーの語りもいいのですが、やっぱり意味の分かる言葉で語られると楽しいですね。そう、とっても楽しいアルバムでしたです。

兵士の物語(東芝EMI/TOCE-11083)
原作
F.ラミュズ
作曲
I.ストラヴィンスキー
台本
加藤 直
使用楽譜
Chester1987改訂版
語り
  • 巻上公一(兵士)
  • デーモン小暮閣下(悪魔)
  • 戸川純(語り手・王女)
指揮
斉藤ネコ
クラリネット
梅津和時
バスーン
小山 清
コルネット
大倉滋夫
トロンボーン
村田陽一
パーカッション
高田みどり
ヴァイオリン
桑野 聖
コントラバス
吉野弘志

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