パザ日誌

2003年09月21日(日)

伯父・伯母と叔父・叔母

もの凄く恥ずかしながら白状しますと、最近まで「オジ・オバ」という漢字の「伯」と「叔」というのは、どっちを使ってもいいものだと思ってました。

でも、実は使い分けないといけないのですね。そんな事、学校では習わなかったぞ! って過去の国語の先生をまとめて非難したい気分になりました。まぁ、そんな事をしても「お前が授業をちゃんと聞いてなかったからだろ?」とかって言われるのは目に見えてますが(苦笑)。

だから改めてこんな事を書くのも何なんですが、備忘録がわりに書いておきます。

日本語では呼ぶ時は「オジ・オバ」などと区別ありません。でも書く時は「伯父・伯母」、あるいは「叔父・叔母」と区別して書きます。この差は、自分の両親と、その兄弟関係などによって変わるんですね。自分の両親より年上には「伯」の字を、年下には「叔」の字を書きます。例えば、父の兄なら「伯父」、妹なら「叔母」ですね。同じ様に母の姉なら「伯母」で、弟ならば「叔父」とか。

そういう基本的なんだろうなぁ……っていうのを、三十年以上生きて来てやっと知って、「知る喜び」なんてのを噛み締めている今日この頃なのです(大袈裟)。

Macの標準のIMの「ことえり」は、最近のヴァージョンは意味とかも出るんですね。試しに変換してみたら、ちゃんとこの「オジ・オバ」も意味が出てました。

ことえりの「オジ・オバ」

ただ(実はここが本当に書きたかった事なんですが)、この「ことえり」の表示はおかしいですね。

例えば「伯父」の場合。「父母の兄にあたるひと」「伯父が祖父の会社を継いだ」と並べて書いてあるんです。でもこれは、前者が意味で、後者は使用例ですよね。それを区別なく並べたら、どれが意味でどれが使用例なのかよく分からないではないですか? そもそも、これ全部を意味だと勘違いしかねないですね。「そうか、伯父っていうのは祖父の会社を継ぐ人の事か…」とか(そんなヤツはいないか・笑)。表示がシンプルなのはいいのですが、せめて字の色を変えたりとかして欲しいところですね。次のヴァージョンではどうなのでしょうかね。

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