我が家の愛車(犬で言うと老犬。もう八十三歳くらい。別に犬でいう必要もないけれど)の名前は「ズゼゾー」といいます。この名前の由来は十数年前にさかのぼります。
当時ボクはギターを弾いていて、あるバンドを立ち上げる頃でした。"ZAZIE"というバンド。そこのうたうたいでもあったpazapのうたうたいが乗ってた自転車の名前が「ザジ(ZAZIE)」という名前でした。これは「地下鉄のザジ」っていう映画からとった名前だそうで、自転車や車に愛称を付ける習慣なんか無かったボクは面白がって真似して付けてみることにしました。で、あれこれ考えて「ズゼゾー」。あまりしっくりくる名前がなかったので、結局「ザジ」の続きの「ズゼゾー」にしたのでした。という事で、手数王ファンだったから「ゾウ」をつけたのではなくて(いや、ちょっとあったかも・笑)、「ザジズゼゾ」からとったという事なのです。
最近の雨続きのせいか、今日はこのズゼゾーに乗ると助手席の足下に池が出来てました。平べったい石を投げ込んで何段跳ねるか競争したい程の。しょうがないので雑巾で池の水を沼地くらいの湿地帯にして、どこから漏れてるのかを検証してみました。サクっとカーペットを剥がして色々と見てみると、どうやら雨が入ってるのは助手席側後ろの窓のゴムの隙間からの様子。サササっと調整して、大丈夫そうだったのでそのまま走ってたのですが、途中でエンジンの調子がおかしくなってきたのです。これはヤバイ! と思って、すかさず安全そうな路肩へ避難しました。
なんだろう? と思って見てみると、付けていたエアコンが入ってない様子。しかも水温計は中央を超えてかなり上昇中なのでありました。エンジンを切って調べてみると、どうやら電動ファン(コンデンサー・ファン)が回ってないっぽい。それで水温上昇か。なるほど。しかもエアコンが入らないのも関係ありそうな感じです。電動ファンが入る条件は二つです。水温が上昇した時かエアコンを付けている時で、エアコンがオンの時は水温に関係なくファンは回ります(これはどこのメーカーもそうなんでしょうかね? ひょっとしたらメーカーや車種によって違う場合があるのかも。少なくともホンダ車はそうだと思いますが)。だからこれらは関連性がありそうな部分なのですね。
お気まりのヒューズチェック、それからコンデンサー・ファンのセンサーをピンで直結にしてみてもダメ。強制的にファンを回してやったら走行は可能かと思ったんですが、結局強制的に回すエアコンのオンも効かないので、もっと違う所の問題で、しかも応急処置では無理っぽいみたいです。しょうがないので、いつもお世話になってるホンダ時代の仲間のT氏へヘルプの電話をしたのでした。見てくれるというので乗って行こうとしたらエンストの嵐。ありゃりゃ、ダメだぁ。で、再びヘルプの電話をして、取りに来てもらったのでした。そのまま入院という事なのですが、この分だとあと一年もつかなぁ? ちょうど車検まであと一年くらいで、それまでは乗ろうと思っていたんですよね。去年十万キロを超えたので、タイミングベルトも交換したのになぁ。
でももし直ったとしても、街乗りはいいとしても、往復五〇〇キロで高速も使う実家への帰省はどうしたものか……。ちょっと悩みの種になりそうで、ヤーな感じでワクワクしてきました。