パザ日誌

2003年10月02日(木)

クラムボンと口琴

まつむらまきお さんのブログMakionLogで知りましたんですが、ティム・バートンが監督でロアルド・ダール原作の「チョコレート工場の秘密」を映画化するんですね。またまたジョニー・デップが出演で、プロデューサーはブラッド・ピット夫妻なのだそうな。公開は二〇〇五年だそうでまたちょっと先なので、明日にはすっかり忘れてしまって、公開前に思い出して喜びたいと思ってます(笑)。


クラムボンの"id"っていうアルバムを聴いてるって書きましたけど、個人的趣味からしたらこのアルバム、あまりひっかっかてこなかったです。でもこういうパターンは、聴いてたらハマってくる事が多いので、そのうちここに「聴きまくりです!」なんて書きそうな気もしますが。リハをそのまま録音した様な「海の風景」っていう曲はけっこう好きです。この録り方は狙って録ったんでしょうかねぇ?

それよりも、その次の"eel restaurant"っていうインストが気になりますね。なんせ口琴ビョンビョン入ってます! インストって言っても、ちゃんとテーマがあって——とかそういうんじゃなくて、コラージュ的な感じです。そういうのにタブラとか口琴が入ってまして、ビョンビョンいってます。誰がビョンビョンしてるんだろうと思って歌詞カードの後ろの方を見てみると、Ayayaさんだとか。Ayayaさんって、あの
倍音SのAyayaさんですよね。くー、カッコイイっすね。もちろんタブラも。倍音Sも生で聴いた事ないし、関西方面に来ないかなぁ。

口琴といえば、ちょっと前に図書館で見つけた本「楽器の考古学」(山田光洋/同成社/ISBN4-88621-170-4)に口琴の事が乗ってました。

口琴を見せたりビョンビョンさせたりすると、「あ、モンゴルの楽器」なんて言われる事があるんですが、実は結構広い範囲で使われていて、日本では大宮市の氷川神社というところで平安時代の金属製の口琴が二点見つかってるのです。きっと大陸から伝わって来たものなのでしょうね。この本によりますと、神社の近くから発見されている為に、神事に使われた可能性があるとか、いや、個人的に使ってた可能性もあるとか——まぁ、はっきりと分からないというのが面白い所なのですよね。

日本ではアイヌの「ムックリ」という木製の口琴が有って有名ですが、「口琴」という楽器自体の認知度はそんなに高くないですよね。でも、テレビを見てると毎日の様に効果音として「びよよよーん……」って聞こえてきます。「ど根性ガエル」の効果音でも有名ですし、このへんてこで愛らしい音自体はけっこう日常の中にあるんですけどね。

金属製の口琴は江戸時代には「びやぼん」と呼ばれてとても流行したそうで、お上から禁止された事もあるのだそうです。

しかし、クラムボンと口琴かぁ……。うちも「くらむぼん」って曲で口琴使ったろかしら(笑)。いや、実はすでに「くらむぼん」では使おうとした事があって、でもまわりの音がうるさすぎて、口琴の音がなかなか聴こえないんでボツになったんですよね。


夜の図書館に借りてた本をどっと返したついでに、前から読んでみたかった「今西進化論」関係の本を二冊借りて来てみました。あと「『辺境』の音」っていうストラヴィンスキーと武満徹の本も借りました。読みたい本が一杯あって(理解出来るかどうかは別ですが)、まさに読書の秋って感じです。そろそろ「趣味、読書」って書いてもいいでしょうか?

関連サイト

コメントは受け付けていません。

pazap研究室 all rights reserved.