パザ日誌

2003年10月07日(火)

ヤモリさん

図書館で借りていた「けものたちは故郷をめざす」(安部公房/新潮文庫/ISBN4-10-112103-6)を読了。面白かったので、家にある筈の本を探してみると「箱男」と「棒になった男」とかを発見しました。実家に持って帰ったんじゃないかなぁと思ってたので、ほっとしたりしてます。読んだのは随分前で内容なんかあまり記憶に残ってないので、読み直すというより初めて読むといって良いのかもしれません。なんせ、この本を発見するまで「棒になった男」が小説だと思ってましたから(実際は戯曲)。まずは「棒になった男」から読み出すことにします。いや、それより図書館で借りてる本がまだ三冊読み切れてないんですけど……。


数日前、帰宅して玄関のドアを開けたら、ドアから差し込んだ外灯の蛍光灯の明かりに何かの影が。一瞬どこでもドアでガラパゴス諸島にでも来たのかと思ったら、影の主はイグアナではなくてヤモリでした。すぐにまた出かける用事があったので、ヤモリさんの上をヒョイとまたいで(逃げないんだ、これが)荷物をもって出かけて、次に帰って来た時にはもう居なくなってたんです。

そのヤモリさんが昨日また部屋の中に登場したんですよ。ビックリ! というより「やぁ、久しぶり。どう、元気だった?」っていう様なリアクションの自分にビックリでした。ペットかよ! という感じで。しかしヤモリさん、どこから入って来たんだろう……っていうのは別にいいんですが、この数日間アンタ何処に居たのよ(笑)。あまり部屋の中をうろうろされて、小さいのでG4の中に入ったりして感電されたりしても困るので、そろそろお引き取り願おうと思ったんですが、そんな時に限って逃げ足が早い(笑)。結局見失ってしまってしまいましたとさ。しかし本当にどこに居るんだろう?


それはさておき、今日はゴミの日で、大きいゴミ袋に四つのゴミを出して、随分と部屋の中がスッキリとしました。日曜日に部屋の掃除をしたら大量のゴミが出て、ここ二日間はゴミに埋もれて生活してるよう(ちょっと大袈裟)だったのです。捨てるという行為は結構大変ですね。プチゴミ屋敷から解放されて、晩ご飯はテレビも見ずにチック・コリア・ニュー・トリオのアルバムを聴きながら食べました。ここ最近はできるだけテレビを見る時間を減らそうとしてるのです。さして面白くもない番組でも、見てる訳でもなく常にテレビが付いてるっていう生活がちょっと嫌になってきまして、それならばできるだけ音楽を聴いたり、本を読んだりしようという事なのです。それで今日はチック・コリアのトリオとか、ケニア国立舞踊団の「ルーツ!!アフリカン・ドラム」っていう民族音楽とかを聴いてたんですが、鉄火丼とか”あおさ”のみそ汁(これが美味くて最近はまってます)とか煮豆とかにジャズは合いませんね。着流しにブーツ履いてる様な居心地の悪さがあって困ったもんです。

この「アフリカン・ドラム」っていうアルバムを聴いてて面白かったのは、主にパーカッションだけで演奏される曲中に、”3ー2”のソン・クラーベのフレーズが登場する所があるんですよ。こういうのがアフリカの音楽から出てくるという所がちょっと興味深かったです。タイトル通り、本当にルーツなのかなぁと思いました。ラテン音楽にもアフリカ音楽にも(それどころか日本の音楽にも)明るくないので、詳しい事はよく分からないのですけれど。


最後にテレビの話も書いちゃいますが、「新・ロッカーの花子さん」は記者会見で、前シリーズに出てなかった草刈正雄さんが居たので、ひょっとして風間杜夫さんや引っ越しのサカイの人(笑・名前が分からなかったりします、この人。いつも「サカイ」とかって呼んでるし)の代わりかと思ったら、本日二人とも登場して安心しましたです。この二人のボケっぷりは結構好きだったんで。それから秘書の人もいいですね。

あと、筑紫哲也とか、キャスターは結局ずっと「サダム・フセイン」の事を「フセイン」だけで呼んでるのは一向に直りませんね。「サダム」だけが名前で、「フセイン」はお父ちゃんの名前やっていうの、知っててあえて言うてんのか? 「貞吉っつぁんトコの留五郎はん」っていうのを「貞吉」だけで呼んでるのと同じなのに。ホント不思議。

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