昨日書いたヤモリさんを発見。
ちょっと透明感のあるグレーって感じで、気持ち悪いっちゃあそうなんですけど、よく見ると足の指とか小さくて可愛いかったりします。全長は12、3センチって所でしょうか。まぁこれも縁という事で、放し飼い状態にしてるんですが、次見かけたら外に逃がしてあげようと思っとります。また入って来そうな感じもしますが……。
「箱男」(安部公房/新潮文庫/ISBN4-10-112116-8)を読了。晩飯の後から読みはじめて、「帰ってきたロッカーのはなこさん」を見ただけで、ずっとこの本を読んでました。ニュースもネットも見ないでずっと本を読んでると、ちょっと箱男になった気分がしました。生活がいつの間にかテレビやネットに依存し、本物か偽物か分からない情報の渦の中に飲まれて、グルグルグルグル目が回ってる様な気が最近してるのでした。洗濯をしながら、洗濯物がグルグルグルグル回るのを見てるのが結構好きな、ちょっと歪んだ性格のボクですが、あまり目を回さない様にしなければと思います。
晩飯のBGMはFRANK ZAPPAの"Orchestral Favorites"でジャズよりは和食に合う感じでした。最近みそ汁の具にしてハマっていた「あおさ」が今日の分で無くなってしまったので、ちょっと悲しいです。この「あおさ」は乾燥した「青さのり」で、人から貰ったモノなんですが、三重県産の「ヒトエクサ」というものらしいです(そう袋に書いてありましたから)。みそ汁の具にするとかなり美味しくて、ワカメとはまた違った食感と味わいがあります。今日のみそ汁は昆布とかつお節でとった出しに、たまねぎだけを入れたみそ汁を、「あおさ」を入れておいたお椀に注ぎ入れるというだけのシンプルなもの。いや、本当は「あおさ」だけを具にした方がベストなのかも知れないほど、シンプルなみそ汁に合いそうです。豆腐と「あおさ」ってのもいいですね。
本を読む間のBGMはJean-Luc Ponty(Vn.)のソロ・アルバム"King Kong"(
→Amazon.co.jp)をリピートさせてました。Blue Noteから出てるやつで、六曲中五曲がFrank Zappa御大の作品で、Jean-Luc Pontyの曲ではギターも弾いてます。改めてこのアルバムを聴いてみたら、素晴らしいアルバムですね。インストが好きな人のZappa入門は、逆にこのあたりから入るといいのかも知れません。特に出だしの部分がいつも美しすぎてクラクラする二十分弱の大作"Music For Electric Violin And Low Budget Orchestra"は最高です。気持ちのいい現代音楽とジャズ・パートが混じり合って絶妙で、単にソロ回しで長い訳ではない所がZappa御大らしいです。それに最後の方は曲名には出てないですが"A Pound For A Brown(On The Bus)"になってるんですね。
4回はリピートしたので、pazapのこの前のスタジオの演奏をCDに焼いたモノ(これはメンバーに配布するためのものです)に替えてみたら、もう演奏が気になって気になって、全然本に集中できないのですぐにヤメました(笑)。自分のはとてもBGMにはなりません。特に本を読んでる時には絶対に無理ってのが良く分かりました。