Mac OS X用のスケジュール管理ソフト"iCal"のヴァージョンが上がった(v1.5.1)ので早速ダウンロードしてみました。もうがっくり。なにががっくりって、これはあくまで趣味の問題なんですが、ボクはあの引き出しの用に出て来るドローワーというのが大嫌いなんです。アップル純正のメール・ソフト"Mail"も、それが理由で初めから使うつもりが無くなった程です。まぁそれはGyazMaiという気に入ったソフトがあるんで問題ないんですが、このiCalもとうとうドローワーかぁ……とひとしきり嘆いてみて、でも一応使ってみたです。
ドローワーになったのは情報ウィンドウで、今までは、カレンダー内のスケジュールの所をダブル・クリックしたら新規ウィンドウが開いて、ここで詳細やらメモやらを書き留めてたんですが、それがドローワーになったのです。試しにドローワーを出してみたら、出ない……。あれ? と思ってると、普段はだいたい一週間の予定を画面一杯に出しているので、本当は出てるんですけど、画面の外に出てて分からなかったんです(笑)。どうもドローワーの分がはみだすと、その分はメインのウィンドウを縮めてくれるという気の利いた演出は無い模様(笑)。これではあまりにも使いづらいという事で、頭に来て沸騰した頭を冷やす暇もなく、アップルにフィードバックとは名ばかりのイチャモンを送信しておりました。オドレ、ナニサラシトンジャ! なんて書いた訳じゃないですけどね。
でも後でよーく考えてみると、自分の認識不足な面が分かって来たんですよね。例えば、今までの使い方が慣れてるせいで、情報ウィンドウっていうのは詳細が見たい時だけに出すもんだ……という感覚な訳です。でも実際問題として、カレンダー内に貼付けた限られた文字数の枠内だけで、それが何かを判断できない場合は多いんですよね。例えば、見たいテレビ番組があって、忘れない様にメモしてた時。その番組名が「木曜サスペンス劇場、秋の古都京都で消えた人気舞子!祇園の裏路地に潜む黒い怨念と復習!史上最強の超ゴージャス舞子探偵とペットの子豚ちゃんが暴く完全犯罪のトンだトリックとは?」で、しかも三十分番組だったら、もうお手上げです。だから、いちいち情報ウィンドウを出すんじゃなくて、常に出したままにしておいて、簡単なタイトルをつけたのをカレンダーに貼付けとけば、それをクリックすれば横のドローワーに詳細が出ると。そういう事なんですね。そう考えると、今までの方が使い難いや……とかって思えて来るから不思議。それにこの方式だと確認だけなら、一週間表示じゃなくて月刊表示の方が便利なのにも気付きました。なんだぁ、スケジュール・ソフトっていうのはこういう事だったんだなぁ……という感じで(実は使いこなしてないし、使いこなす知識もない)、変なイチャモンを送った自分が妙に恥ずかしいやらカワイラシイやら(笑)。
どっちにしてもドローワーが画面をはみ出すってのは頂けないと思いますんで(多分)、フィードバックは適当な部分もあるんじゃないかとは思いますが。
「人間そっくり」(安部公房/新潮文庫/ISBN4-10-112112-5)を読了。今日のBGMはFrank Zappa"You Can’t Do That On Stage Anymore Vol.2"でした。通称「ヘルシンキ・コンサート」とか「ヘルシンキ・テープス」って呼ばれてるCDです。これが二十九年前の演奏かぁ……と溜め息が出る凄い演奏。勿論テクニックだけじゃないのは言うまでもないんですが。
しかし昨日の"King Kong"ってアルバムも三十三年前のアルバムで、名演奏っていうのは年を取らないですね。そういえば、前にW.I.N.S(←孝三センセの名前が「菅沼幸三」となってるのは内緒です・笑)がジャン・リュック・ポンティの曲をライヴでカヴァーしてた事があって、無茶苦茶かっこ良かったんですが、あれは何と言う曲だったんだろう?