パザ日誌

2003年10月11日(土)

ハレの日

夜店
獅子頭

すっかり秋になってしまったみたいで、色々な所で運動会や秋祭りの音が聞こえてきます。ボクの夏はどこへいってしまったのだ? と言いたい気分ですが、まぁそれは置いておいて、いままで一回も行った事がなかった御香宮のお祭りに(正確には夜店見物に)、散歩がてらに行って来ました。

伏見大手筋商店街には結構出没するのですが、商店街から南側(寺田屋とかがある辺り)や踏切りを超えて東側は何故かあんまり行かないんですよね。久しぶりに踏切りを超えて御香宮へ行ったんですが、ドラッグユタカとかが出来てたりしてビックリ。いやそれよりもなによりも、数日前にBargainsのヴォーカリストであるユッキーさんの日記(2003/10/06)を読んでたら、ペッパーランチっていうお店が美味しいっていうのが書いてあって、何しろ鉄板の上で肉とごはんをマゼマゼしてハフハフいいながら食べるというその説明を読んでるだけで、小さい頃から肉に執着が無くて、親に「大きいなってから食わせろ! って言うても食わせへんぞ!!」としょっちゅう半分冗談ながらも言い続けられていたボクでも、今にもお腹がグゥって鳴りそうだったのです(ボクは両親がステーキを食いに行った田舎のレストランで、「うどん」と注文するような嫌なガキだったのです)。どうせ東京の話だからってそのままグゥグゥ言わせてたんですが、何と大手筋に出来てるではないですか! こりゃビックリ!! それじゃ京都市内にもあるのかなぁ? と思ってサイトを見てみると、なんとこの伏見の店が関西初の店だったのだとかで、京都では今の所ここだけなのだとか。暫しメニューを見ながら腹をグゥグゥとかガルガルとか、野生の本能を覗かせる秋の夕暮れ。でも祭りの屋台はいつもある訳じゃないというので、そっちを優先する事にしました。

御香宮に足を踏み入れるのも、実質的には初めてといっていいほどです。まだ陽は落ちてませんでしたが、それでも参道には沢山の屋台と人で溢れて居ました。お祭りなんかホント久しぶりなので、ひととおり歩いてどんな屋台があるのかを観察しました。面白かったのは、一番目に付いたのが鳥の唐揚げを売ってる店だったという事です。唐揚げを紙コップみたいなのに入れて売ってて、ローソンのカラアゲくん感覚で食べるのです。定番のたこ焼き(一個二五〇円の大きいのを売ってる店が面白かった)とか焼そば、ベビーカステラや金魚すくいもありました。ボクの田舎の屋台では無かった「射的」や「スマート・ボール」なんてのもあってビックリでした。こういうのも定番なのかぁ。あと面白かったのはタイ焼きの型で焼く「ベーコン・エッグ」とかがあったり、団子みたいに串に刺したこんにゃくとか、ビー玉くらいの小さくて丸いコロッケとか。いや、それよりも着物とか帯とか売ってるのは、これは京都ならではなんでしょうかねぇ?

そんな中から買ったのは、大きくて食べごたえのあるじゃがバターと、チーズ入りのちくわを揚げてあるやつ(これは美味しかった)、それからベビーカステラの三つだけなんですが、それだけでお腹がいっぱいでした。そのせいで帰り道のペッパーランチの前では、次に来た時に食べるものを決めただけでした(さすがにお腹は鳴らなかったですが)。踏切りのところのお店で、本物の竹の皮に包んだサンマのお寿司が売ってたのでそれを買って、太鼓がドンドン鳴り響くパワー全開のハレの日の商店街を通って帰りました。久しぶりにお祭り気分に浸った夜でありました。

コメントは受け付けていません。

pazap研究室 all rights reserved.