パザ日誌

2003年10月26日(日)

ケージとアンタイル

全日本怠惰生活者コンテストに出れば、おそらく西日本で三本の指に入りそうな、グウタラな一日を送っておりました(全国大会なのに西日本で三本の指って変ですけれど……)。それでも、このサイトのリリューアルに向けて、水面下ではCSSとかの見直しとかしたりしております。

そんな中、昨日図書館で借りて来たCDを聴いたりしておりました。ボクの行動範囲の中に「図書館」というのが良く出て来るんですが、これは全て同じ図書館ではなくて、良く行く所が主に三館あるんです。全て京都市図書館なのですが、その中で中央図書館と名前の付く三館です。丸太町通り七本松西入る北側の中央図書館と、伏見区役所の近くの伏見中央図書館、それにCDが借られる地下鉄醍醐駅の上にある醍醐中央図書館の三つ。

昨日は醍醐図書館へ行って来たので、CDを二つ借りて来たのですが、この二つが素晴らしすぎで、今日はずっと聴いてました。ひとつはジョン・ケージの「四季」(The Seasons)と言うアルバムで、マーガレット・レン・タン(プリペアド・ピアノ、トイ・ピアノ)デニス・ラッセル・デイヴィス指揮のアメリカン・コンポーザーズ・オーケストラ。もうひとつは「ジョージ・アンタイル作品集」でHKグルーバー指揮のアンサンブル・モデルンの演奏です。この「アンタイル作品集」は、BMGジャパンから販売されてる日本盤なのですが、CDのタイトルが「バレエ・メカニック」となってます。でも、ジャケットとかの表記——オリジナルのものだと思われます——ではFighting The Waves Music of George Antheilと書かれてて、日本盤と違ってるのが謎です。勿論どちらの曲も収録されてはいるのですが、日本盤はジョージ・アンタイルの代表曲だと言われている「バレエ・メカニック」の方が良いと判断したのでしょうかね?

「音楽の不良少年」を自称したというアンタイルは、ストラヴィンスキーに影響を受けてるの部分があるんでしょうね。聴いてたら「兵士の物語」のヴァイオリンのフレーズっぽいのがあったりして「お!」と思ってしまったです。日本版のタイトル曲である「バレエ・メカニック」(Ballet mécanique)はリズミックでもろに好みですが、前にこのCDを借りたヤツがライナーノーツのこの曲名の所にだけ鉛筆でバツマークを付けてて気になります(笑)。何がバツなのでしょう? というか、自分のCDじゃないんだから、書き込むなよな。いや、自分のじゃないから書き込むのか……?

現代音楽ついでに、来月の十四日に同志社大学の京田辺校地多目的ホールで、シュトックハウゼンとケージの曲のプログラムのコンサート(同志社大学第28回外国文化週間コンサート)がある模様です。金曜日の夕方なんですけれど、もし行ける方は無料のようですし是非行きましょう!

そういえば次の土曜日の京都造形大学の学園祭でも恵良真理さんが参加されるジョン・ケージのプログラムがあって行きたかったんですが、丁度その時間帯に菊地成孔さんの講演があるので、同じ敷地内に居るのに行けないのは残念無念なのでありました。

それから、その次の日(11月2日)にうちの弟のやってるバンドSalty Dogのライヴがあるぞと、さっきメールが入りましたが、pazapの練習があってこれまた断念。

そうそう、どこにも有る様な事ですか……ワタシ髪を切りました……。スッキリ!

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