「ウェッブ・アクセシビリティ すべての人に優しいウェブ・デザイン」(Micheael G. Paciello:著/アスキー/ISBN4-7561-4099-8)と「カーブの向う・ユープケッチャ」(安部公房:著/新潮文庫/ISBN4-10-112120-6)を読了。ただし、「ウェッブ・アクセシビリティ」の方は興味ある部分以外は流し読みですが。安部公房のは短編集で、ボク的に一番面白かったのは「完全映画(トータル・スコープ)」という作品でした。怪獣ゾガバっていうのが登場した時にゃ、吹き出しそうになりましたです。ボクの中での不思議キャラシリーズの三番目決定です。一つは宮沢賢治の「くらむぼん」、二つ目はカフカの「オドラデク」、そしてこの「怪獣ゾガバ」。あと、この短編集に入ってる「ユープケッチャ」っていうのも気になります。それから、他にも「月に飛んだノミの話」も愉快な話で気に入りました。
強烈な睡眠不足だったので、今日は早く寝ようと床に入ったのですが、ニュースステーションで徳島での自衛官の事件——徳島県警が早々と自殺と処理してしまって、遺族の方が目撃者探しとかをしてる事件——の特集(第三弾)をしてて、八割がた眠りながらも、気になってボーっと見てしまいました。殺人だとしたら、まったく酷い話なんですが、何と言っても警察の対応が最悪すぎですなぁ。まったく徳島の恥さらしです。
あの現場はうちの実家に帰る時に通る道沿いで、あんな田舎の周りに何も無い所ですけれど、それでもニュースの映像を見ただけで、どこか分ってしまった程馴染みのある場所だったりします。ただ、あの道は昔からある道じゃなくて、ダムが出来たために奇麗になった道なんですけれど。昔はカーブを回るたびにドドドドドドドド……って飛び上がる様なイボイボが道路に打ってあって、子供の頃は通るたびにふざけて飛び上がってた無邪気な思い出の道なんですが、それだけにこういうニュースを見ると、そのギャップで複雑な思いがします。早く解決して欲しいですね。というか、ちゃんとしろ、徳島県警!! という感じ……。