パザ日誌

2003年11月28日(金)

秋の夜長のネットラジオ

先週までの堕落した生活を改めようと、ググっと睡眠時間を増やしてみる実験をしてるのですが、これが皮肉な事にうまくいきません。無理矢理に寝ようとしてると体が察知し、そういう束縛された態度に、反射的に嫌悪感がわき起こってくるのかも知れません。手っ取り早く言いますと、眠れないのですな。寝よう寝ようとするごとに、目が冴えてしまって、なんとかうまく眠りについても、結局明け方の四時頃に目が覚めてしまうという、まったく困った日々でございます(苦笑)。

この明け方に目が覚めるっていうのは困ったもので、音楽なんて聴いてみても逆に目が冴える性分ですし、かといってテレビをつけてみても、砂の嵐、若しくはまったく意味の無い、大阪市内のピンポイント道路状況が分るくらいのものです。こういう時には、やっぱりAMラジオを聴くのが一番良いと思い、そういえば学生時代は必ず枕元にラジカセを置いて、ヤンタンなんぞを聴きながら眠っていたなぁ……とか、ちょっと感傷に浸る感覚を思い出しました。しかし、うちのコンポは、MDの音をデジタルでパソコンに取り込むための周辺機器になってしまっているので、寝ながら聴くという使い方は、もはや出来ない事になっております。しょうがないので、久しぶりに枕元のiBookでネットラジオを聴きながら寝る事にしました。

やっぱり深夜放送はヤンタンでしょう! という事で、(音楽以外は)ノーカットで三週分配信されてる
ヤンタン日曜日の「座るラジオ」を久しぶりに聴いてみました。この番組は笑福亭鶴瓶が町中に座って、町行く人と話をする……というだけの番組なのですが、これがとても面白いんですね(前に聴いてた頃はオセロの松嶋もレギュラーだったのですが、最近は変わってるんですね)。

MBSには昔「夜はクネクネ」という、角淳一アナウンサーと「あのねのね」の原田伸郎、それからトミーズ雅が、ただ町を歩くという、このヤンタンのテレビ版みたいな番組をやっていて、深夜番組にもかかわらず、結構人気番組だったですね。ボクは中学の頃からこの番組のファンで、大人になったらいつか、この番組に出演してみたいという夢に胸を膨らませ、それでもいてもたってもいられなくなり、例の田舎町をラジカセとマイクを持って、友達と二人で夜に練り歩いたものです。ただ、深夜の田舎町ですから、本当に誰にも会わない(笑)。もし出会っても、ラジカセかついだ中学生にマイクを突きつけられても、せいぜいシンナーでラリってるバカ中学生だと思われて、警察を呼ばれるのがオチでありますが……。

結局、この「夜はクネクネ」はボクが高校の頃に、山口百恵の歌と共に終了してしまい、ボク達の夢も砕け散ってしまったのですが、この「座るラジオ」を聴いてたら、そんな古き良き時代の気持ちを思い出して、なんともいえない気分になるのでした。まぁそういう事で、結局最後まで聴いてしまって——一時間半近くあるのです——全然目的を達成出来ずに、今日も不眠症が続くのでありました。あぁ、眠い……。

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