パザ日誌

2003年12月01日(月)

へぇボタン@Fragile

五分に一回くらいの割合で、読んでいる単行本の匂いを嗅ぐおじさんと向かい合いながら、地下鉄で御池まで。腹ごしらえに、近くのセルフうどん屋さんへ行ったけど、今まで行ったセルフうどんのなかでは、一番美味しくなかった「釜揚げうどん」だったので残念。単品の天ぷらは、結構いけましたけどね。それにしても、セルフうどん増えましたね。

そのまま歩いてライヴスポット・ラグまで。今日は夏以来の久しぶりのFragileのライヴを観に行ったのでした。いままでFragileが京都でライヴをする時は、不思議と週末が多かったのですが、前回も今回もウィークディ。しかも前回の動員が少なめだったので心配だったのですが、今回はいい感じでお客さんも入ってて良かったです。今回のツアーに大阪が入ってないっていうのも関係があるのでしょうか? もし、これからツアーへ向かう人には、ちょっとだけネタバレもあるかも知れないので、知りたくない人はこの先は読まないでください。

さて、今回のライヴは休憩を挟んで二部構成で四曲四曲、プラスアンコール一曲の九曲くらいでしたが、それにしても七時半スタート——ちょっと押してたけれど——で、終わったのが十時半近くだったような感じだったので、いつもどおりの結構たっぷりのヴォリュームだったですね。勿論M.Cには定評のある(?)Fragileですが、しかし今日のM.Cは凄かったですね。もう止まらないといった感じで水野さんが暴走しておりました(笑)。電池の切れた店長さんの代わりに(笑)前店長のアキバさんの休憩名物の告知が終わって、メンバーがステージに上がってからも、普通はまづ一曲って演奏がはじまりそうな所なのに、十五分近くはM.Cだったんじゃないでしょうか? まぁだいたい、水野さんなんてベース置いて座りだしますからね(笑)。もうこれはスタイルですね。

曲は夏のツアーとダブる曲も多かったですが、古くからの4ビートの名曲「カレカ」は、なんと4ビートじゃなくてファンク・ヴァージョン。これがかっこ良かったですね。途中部分的に4ビートの所もありましたが。あとは久しぶりに"Limited Answer"が聴けたのも嬉しかったです。三人ともに手数ガンガンでオセオセの音の洪水もFragile売りな訳ですが、こういう曲を聴かせられると、余計に流石! って感じがします。音量のバランスとか、もう絶妙で素晴らしいのでした。あと、最近はpazapのリハでもコピーして必死で遊んでる(遊ばれてる?)"Handle with Care"も聴けて大満足でした。この曲こそアルバムで聴くより、ライヴが最高の曲ですね。昨日のリハでもやってたので、個人的に感慨もひとしおって感じでした。

孝三先生のドラム・ソロは、新しいネタもあって凄く楽しめました。この前のアジア・ドラムクリニック・ツアーの時にインドネシアで仕入れて来たパターンとかが出てた模様です。後の矢堀さんのM.Cでもドラム・クリニック状態になっていた「叩いてないのに音が出るかの様なネタ」は「最近、生徒とかに教えてる」とか言ってて「何を教えてるの(笑)」とかって突っ込まれてましたが、はい、実際に習いましたですよ(笑)。それから三板さんばという、書いて字の如く三枚板のカスタネットみたいな沖縄の楽器を、ソロに使っててかっこ良かったです。実は昨日のpazapのリハで、生野さんが三板を買って来てたので、ちょっと叩かせてもらったのですが、慣れないと全然ちゃんと叩けないのですよね。見てると軽々と叩いてるみたいなんですが、ボクも買って練習したいなぁ……とか思いましたが、結構音がうるさいので練習する場所もちょっと困る感じではあるのです。

あと、ネタとしては、ドラム・テクニシャンのK氏により、今回のツアーの為に新兵器「へぇボタン」が導入されてて、ステージ上でも「へぇへぇ」と活躍してましたです。ライヴ終わってから触らせてもらってたんですが、あれ連打できないんですね。あと「20へぇ」になったらリセットしないと使えないとか。あと、矢堀さんも交えて、「へぇボタン」をファミレスに置いてて、メニューが決まって店員を呼ぶときに押したら「へぇ」っていうと面白いじゃないか……なんていう話をしたりして面白かったです(笑)。

いやぁ、Fragileのライヴは、もう十年くらい見てるんじゃないかと思いますが、本当に楽しいです。そして、そろそろ次のアルバムの制作にかかるとの事ですが、とっても楽しみです。孝三先生のソロ・アルバム第二弾も出るのだそうで、これも楽しみ楽しみ。

それはそうと、今日は「水戸黄門」を録画予約するのをすっかり忘れてたので、ラグで気づいた時に「忍くん、ウエハース買ってくるよ」と、付け髭を風に飛ばしながら猛ダッシュで帰りたくなりました。

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