最近よく聴いているCDは、小野リサさんの去年出たアルバム"Naima〜meu anjo〜"(東芝EMI/TOCT-25409)です。ブラジルだけじゃなくて、世界各地の曲をとりあげていて、これがとってもいいです。どこの国の何て言う曲かは知らなくても、どこかで聞いて、いつの間にか知ってるような曲が多いです。個人的には"Mustafa"という曲が大のお気に入りで、かなり繰り返して聞いてます。そうそう、それから"Nkosi Sikelel ‘Iafrica"っていう曲は、とってもカッコいいアフリカン・ポリリズムです! ヴォーカルのバックでポリリズムになってるの、カッコいいですねぇ! しかし、「小野リサ」って声に出して言う時に、「モナリザ」って曲の節でついつい「おっのりっさー」って歌ってしまうのはボクだけではあるまい!
このアルバムは図書館で借りたもので、他にも今は「初恋のきた道」のDVDや「どですかでん」が入ってる武満徹のCD—-映画「どですかでん」は高校の頃に学校で見たんですが、音楽は武満徹さんだったんですね。知らなかったです。いや、それよりも、この曲を演奏しているのが渡辺香津美さんだっていうのも驚きましたが(これはボクの勘違いで、このアルバム「どですかでん 武満徹/鈴木大介」(fontec FOCD-9145)はサントラじゃなくて、武満徹作品を鈴木大介氏と渡辺香津美氏とかが演奏したものでした。)—-も借りてるんですが、借りるばかりじゃなくて、結構CDも買ってます。最近では 「ジョン(犬)へ、たっこむディスク凸」と、ヒカシューの「人間の顔」を買いましたです。いや、ヒカシューカッコいいねぇ。巻上さんの声もいいけど、詩がまた最高なんですよねぇ。そういえば、「トリビュート・トゥ・ヒカシュー」っていう「20世紀の終わりに」を色々な人がカヴァーしてるアルバムがずっと欲しいと思っていて、結局まだ買ってないなぁ……。
そうして今日は、夜にタワー・レコード河原町店を覗いてみたのですが、もう欲しいCDが山の様に有って困ってしまってワンワンワワンです(苦笑)。財力さえあれば「あ、これ、こっからここまで貰える?」って言ってしまいそうです。ここは現代音楽系の試聴まであるので、余計に困りものです。クセナキスとか、すんごいカッコいいプリペアド・ピアノのCDとか色々あって、試聴コーナー全部欲しかった(笑)。あまりの誘惑に、一切なにも買わずに、intoxicateっていうフリー・ペーパーだけ貰って帰ってきましたです。うへー。もう、物欲の固まりが腹の辺りにとぐろを巻いていて、その毒にやられて、逆に「もう金輪際CDなんざ買わねーぞ!」と誓ったくらいであります。
でも試聴に置いてあった「スペース・シアター」っていう、70年の大阪万博の為に武満徹と高橋悠治とクセナキスが作曲した3曲が入ってる再発CDがは買うかもしれません。これはタワーレコードRCAプレシャス・セレクション1000っていう、RCAの音源の中から名盤を再発していくというタワレコの企画らしいのですが、古典に偏らない所がいいですね。シュマンIV/ベリオ作品集っていう1976年録音のベリオ本人指揮もなんて、こりゃ絶対に買いですな。値段も1050円とお買い得でっせ!