昨日の日誌で紹介したレクチャーコンサートシリーズ11・ピアノはいつピアノになったか? 第8回「ピアノとテクノロジー」で、リゲティやナンカロウ作品がプレイヤーピアノによって演奏されると書きました。このプレイヤーピアノという楽器の定義がどうなっているのか、ちょっとよく考えずに「プレイヤーピアノ」という言い方で書いてしまった—-ボクの中では自動演奏ピアノ全体を指してのプレイヤーピアノとして書きました—-のですが、このレクチャーコンサートで使用される楽器—-ヤマハのC3LとYU50—-を調べてみると、どうもコンピューター制御の自動演奏ピアノの様です。ですから、このレクチャーコンサートでは、ピアノロール紙にパンチ穴を開けたプレイヤーピアノによる演奏が聴ける訳では無いみたいですね。
さて、暖かい1日だった今日は、昼から車(ゲポポ号)に乗って、滋賀県守山市にあるクラブ・ハリエ(守山玻璃絵館)というお菓子屋さんまで、ドライヴがてらケーキを買いに行きました。このお店はバームクーヘンが有名で、そして、なんと言っても喫茶コーナーのペイストリー・ブッフェ(ケーキバイキング)は、ここの美味しいケーキなどを好きなだけ食べられるというので、土日には朝から何時間も待たないといけないくらい人気があるので有名な店です。ボクが初めてここに行ったのは、確かおととしだったと思うのですが、土曜日に行ってブッフェが食べられずにケーキ・セット(フリードリンクとケーキが3品)にして、2回目は気合いを入れて平日の朝から行って、やっとケーキ・ブッフェを食ったのでした。あと10歳若かったら、もっと食いまくったのにぃ……と歳を感じてしまったのを思い出しました。今ならケーキ・セットで十分かも。
琵琶湖わんわん王国が今月末で閉園(閉国?)なのもあってか、周辺の道はかなり混雑しておりまして、かなり時間がかかって守山玻璃絵館に到着。京都からは1号線を通って、瀬田から琵琶湖沿いを琵琶湖大橋の辺りまで。やっぱり、一杯水が有る風景っていうのは気持ちいいねぇ。途中には風力発電の大っきい風車があって楽しいし。
守山玻璃絵館ではクラッシック・ショコラっていうチョコレート・ケーキの大っきい方を購入。そしてすぐに、今度は琵琶湖大橋を通って帰ったんですが、ちょうど時間が夕方6時半くらいで、琵琶湖バレイで花火大会があったらしく、山の上から花火が上がるのが見えました。音も無く、山の上で静かに上がる色とりどりの花火を見ながら、エリック・ドルフィーの"Out To Lunch"っていう、それはそれは素晴らしい、1964年に録音されたアルバムを聴きながら途中越えで帰って来ました。ドルフィーの曲も演奏も最高だけども、若きトニー・ウィリアムスのドラムも凄いなぁ。
「途中越え」っていうのは、先週だったかにトリビアで「終点なのに『途中』っていう名前のバス停がある」っていうので紹介された所です。途中の辺りに差し掛かると、いきなり—-ビックリする程いきなりなんですよね—-道の両サイドに結構な雪が積もってるんですね。昼間暖かい日だったので助かったかも。しかし、トリビアってネタよりもVTRでどれだけ掴むかっていうのに命かけてますね。タモリ倶楽部の「空耳アワー」みたいな感じ。でも、トリビアはゴールデンなだけあって、予算やしがらみみたいなのが有るんでしょうね。やっぱり、ちょっとハングリーな方が面白いのかも。