帰省するちょっと前の今月10日の夜、Cafe-Independantsに2(ni)のライヴを見に行って来ました。
流れとしては、滝本晃司ソロ→知久寿焼ソロ→知久+滝本Duo→2ni(知久+滝本)という感じ。実はエセたまファンな私といたしましては、あんまり滝本さんの曲を知らないので(苦笑)、滝本さんのセットの曲名があまり分りませんでした。曲はもちろん知ってるのですが、曲と曲名がまったく一致しないのです。よって滝本さんのセット・リストは省略……というか分りません(土下座)。
知久さんのソロでは必ず聴ける『らんちう』—-少なくとも私が行ったライヴでは全てやってました—-ですが、今回は間奏部分の語りがなしでした。『電車かもしれない』では途中からダンサーが乱入するハプニング。これはかなりのお客さんはムカついたんじゃないかと思いますが、個人的にはこんなのもアリな感じはしました。だけど、あの踊り自体が面白くなかったのが非常に残念。石川さんバリの変な踊りにしたほうが効果的だったと思いました。
知久・滝本Duoセットでは『月のひざし』が聴けたのが非常に嬉しかった! この曲は大好きな曲なのですが、なかなか聴けなかったので、生では何年ぶりかで聴けました。次の『ぎが』もそうですが、滝本さんの鍵盤ハモニカが入ると、一層感慨深いです。ほぼ『しょぼたま』の音になりますからね。滝本さんの曲も知久さんの素晴らしいマンドリンやコーラスが入ると、これまた一気に『たま』の音になるのが凄かったです。
歌のコーナーが終わると、休憩を挟んでインスト・コーナー。というか、今回はこっちがメインなんですよね。知久さんと滝本さんのインスト・ユニット2(ni)のコーナーです。2(ni)を『フォークトロニカ』って表現してたのをどこかで見ましたが、言い得て妙ですね。今回はDub Marronicsがサポートに入っての5人の演奏で、いかにもアンデパンダンっぽい(?)素晴らしい演奏でした。
まず、知久さんと滝本さんが向かい合って机に座って、鍵盤を弾いているっていう絵自体が感動的でした。その後方にはDub Marronicsの面々。そして歌は無しで、知久さんはアナログ・シンセのフィルターをウニウニウニウニと操作してるっていうのがもう、有る意味知久さんのイメージではないんですが、これがカッコいいのなんの。知久さんってこっち方面も絶対やって欲しいと思いました。
でも純粋な『たま』ファンの皆様におかれましては、こういうのはどうなんだろう? って思ってしまいました。『たま』にも何曲かインストはありますが、例えば『しょぼたま2』の中に収録されているフリー・インプロが好きか嫌いかで違って来る感じでしょうか? アンコール前の曲『ハモニカギター』で知久さんが口でハモニカを吹きながらギターを弾いて、足下に置いたシンセを足で演奏してるのが面白かったです。
アンコールはDuoで『2』をやって、2回目のアンコールでは歌もので『学習』—-これは2人ともにギターを弾いておりました—-を演奏して終了。是非またアンデパンダンでやってほしいライヴです。