パザ日誌

2005年11月24日(木)

怒りのブドウ球菌

航空会社のテレビCMを見ていると「マイル2倍」と言っていたので、世の中には1000マイルの距離で飛べる所を、わざわざ遠回りして倍の2000マイル飛ぶサーヴィスがあるんだなぁ……と、そしてそれを喜ぶ飛行機ヲタが居るのか……と、自分の視野の狭さをしみじみと感じる初冬の京都でございます。いやぁ、世の中にはまだまだ知らない事があるなぁ……。

そういう本日は、ポストに注文していた本が届いておりました。永吉克之氏の『怒りのブドウ球菌』という本です。

私が「好きな文章書きを無理矢理2人あげろ」と言われたら、答えるのはこの永吉克之氏と山口優氏です。このおふたりの文章の面白さのセンスにはいつも脱帽です。もし自分にこんな文章センスがあったとしたら、もう文章なんて書かなくてもいいくらいだと5分に1回は思うくらいです。

永吉さんの文章は、私が愛読してるメールマガジン『日刊デジタルクリエーターズ』の木曜日で毎週拝読してまして、このデジクリから永吉本が出ると聞いた時には、絶対に欲しい! と思ったんですが、2000円という金額に、懐も寂しい事だし、ちょっと躊躇してしまいました。でも先週11月17日のデジクリの『政令指定都市はいいかもしれない』という堺市が政令指定都市になるっていう話—-もうこれは堺市民必読ですよ。堺市民の広報誌に載せて欲しいくらいです—-を読んで、駅のホームで大爆笑した瞬間に、これはこの本を買ってしまおう! と心に誓ったのでした。

この「怒りのブドウ球菌」と十河進氏の「映画がなければ生きていけない」は、限定各500部で、通常の書店では流通していなくて、デジクリの通信販売のみで購入できます。興味の有る方は是非に!

さて、今日の夕飯にかまぼこを使ったのですが、これが久しぶりに板付きかまぼこだったのです。板に付いているのはなんとも情緒深くもあるのですが、かといって料理に板付きのまま使う訳も行かないのですね。この板がまったくもって不憫になってきたので、今日届いた永吉本のためのしおりに使う事にしました。

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