パザ日誌

2006年04月24日(月)

拙者親方と申すは

ういろう

本日は『ういろう』を頂きました。

一般的に『ういろう』と言えば名古屋名物な訳ですが、うちの実家の辺りでは『ういろう』と言えば『さきがけのういろう』と相場が決まっております。『さきがけ』というお店の『ういろう』が有名で、そしてとっても美味しいのです。まるでサザエさんの髪型の様な形をした『ういろう』なのですが、色が濃くて味も有る意味濃い感じがします。というか、ボクはここの『ういろう』が基準になってしまってるので、今日食べたこの『ういろう』が物足りません。これが一般的な『ういろう』なら、一般的な『ういろう』はプルプルでやわらかくて、そして味が薄めですが甘い感じがしました。『さきがけのういろう』はもっと固くて、濃い味なんですが、その割には甘さ的には変わらない気がします。まぁ、慣れ親しんだ味が基準に成るのですから、名古屋の人が『さきがけのういろう』を食べたら、きっと不満なんでしょうが。気候風土の差もあるでしょうし、その土地その土地の味が合って当たり前だという、至極真っ当な感想で面白気もなく感想終わり。

狭い我が家に埋もれてるヴィデオ・テープを何とかせねば、足の踏み場も無いという有様。そしてDVDレコーダーを買ったのが去年末。一時は気合いを入れてDVD化をしまくり、ヴィデオ・テープはそこそこ減って来たのではありますが、ちょっと小休止……というか、ちょっと飽きたというのが正直な所でした。でも、昨日整理をして、なんとか足の踏み場くらいは確保で来たのですが、やっぱりネックになっているヴィデオ・テープをなんとかしようと、ちょっとづつDVD化をしていくことにしました。

本日DVD化したのは、1995年8月5日に多摩中央公園特設水上ステージにて行なわれた、チック・コリアのライヴの模様を録画したもの。改めて見直してみるとCMが入ってない感じでしたので、ひょっとしたらNHKで放送されたものだったでしょうか? 放送も10年くらい前だったと思いますが、これヴィデオとかで出てないのでしたら、結構貴重な映像じゃないでしょうかね。

何が貴重かっていうのは、このコンサートは本名徹二指揮の新日本フィルハーモニー交響楽団との共演で、モーツアルトのピアノ協奏曲第20番を演奏したり(もちろんピアノ独奏はチック・コリア)、"Day Dance"っていうチック・コリアとストリングス・カルテットの曲を演奏したりしてるんです。あと、ゲイリー・バートン(Vib.)と小曽根真(P)のデュオが2曲と、アコースティック・バンド(勿論、ベースはジョン・パティトゥッチで、ドラムはデイヴ・ウェックル)+ソリストでのジャズ・コンボの演奏と、更に最後はオールキャストでの名曲『スペイン』。

この『スペイン』も普通の『スペイン』じゃなくて、オーケストラとの共演という事で、オーケストレーションされておりまして、なかなか聴けないヴァージョンではないでしょうか。だた、このオケとの共演としては、こういう編成(ジャズ・コンボ+オーケストラ)にありがちな、お互いに分離していて交わっていない感は拭いきれません。しかしそれはそれとして、大変楽しめる内容で、ついつい見入ってしまいました。しかし、ジョン・パティトゥッチは凄いな。

(ボクの記憶に間違いが無ければ)本名徹二さんっていう指揮者の方は、これももう10年近く前なんでしょうか、確か1度見た事があります。あれは京都の円山公園野外音楽堂で行なわれた京都市交響楽団の演奏会だったと思うのですが、ピアノに山下洋輔氏を迎えてのガーシュインの『アプソディ・イン・ブルー』と、山下氏のオリジナル『寿限無』の演奏だったと思います。これ確か無料のコンサートでして、大変お得なコンサートだったんですよ。あぁいうコンサートを是非またやって欲しいものです。

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