今日食べたものの写真がないので、昨日食べた『男前豆腐』のがんもを。そういえば、『男前豆腐』って本社を京都に移転したんですよね。そのせいか、最近では京都のスーパーにも『男前豆腐』シリーズがずらりと並んでます。中でも良く食べるのが、このがんも。焼いて醤油をかけるだけで、かなり美味しいです。ショウガを添えたりするとなお美味しいですが、我が家で言う所の『ゆぅのすしょうゆ』(醤油に柚子酢を混ぜたもの。うちの地元では柚子の事を『ゆう』と言う(←駄洒落みたいだ)んです。で、『ゆう』の『す(酢)』だから『ゆうのす』。でも実は『柚子』っていうのは元々『ゆ』っていうのが本来の名前らしいです。だから『ゆず』の『ず』は『酢』なんですね。そうなると『柚子酢』っていう言い方だと頭痛が痛い状態になってしまいますな。だから『ゆぅのす』のが正しい言い方とも言えるでしょう)で食べると、また格別でございます。
さて、本日は京都駅の辺りで、あんまり美味しくないラーメンをササッとかき込んで、歩いて『アフタービート』というライヴハウスへ向いました。
伊勢丹の横を西へ、多分そのうちビックカメラが出来るであろう工事中の場所を左手に見ながら歩き、JRの線路の横の堀川通りの上を超える歩道を渡って、リーガロイヤルホテルを右手に見ながら、タキイの前を通ります。この『タキイ』っていうのは種の会社なんですが、JRに乗って京都へ出て来たとき、1番感動したのは、東寺の五重塔でも京都タワーでもなく、このタキイの建物と看板を見たときでありました。うちのおじいちゃんが畑に植える種を多分ここから買っていて、実家には『タキイの種』と書いた種の袋やら、カタログやらがあったのです。だから、京都駅に着く直前の車窓から、このタキイを見つけた時に、「あ! ここがあのタキイか!」って感動したのです。あの感動が一体どういうものだったのか、いまいちつかみ所が無い感覚なのですが、あれ以来この会社の前を通ると、亡くなったおじいちゃんのちょびひげが脳裏に浮かぶ事だけははっきりとした真実です。
そういう事はいいとして『アフタービート』です。ここライヴハウスは大宮通りの七条を下がった東側。ちょうどスーパーの地下にあります。まだ新しめのライヴハウスだと思うのですが、中は思ったより広くて、バーカウンターと、ちょっとライヴハウスって感じじゃないソファの席が、以前のこの店を忍ばせます。多分、ラウンジとかだったんでしょうね。階段を降りるごとに迫って来るかび臭さも、何故か懐かしい感じです。地下独特の感じですね。以前こういう匂いがするスタジオで個人練習とかしてた事を思い出しました。
おっと、また余計な横道にそれっぱなしで日記が終わる予感がする(苦笑)。今日の出演は3グループ。1つめはギターの弾き語り。2つめはなんと(エレクトリック・ベース)の弾き語りで、4弦しかないという制約を感じさせない素晴らしいバッキングでの歌は、なかなか味わいがあって楽しめました。いやいや、スラップしながらのベース弾き語りって初めて見ましたよ。
そして、本日お目当てだったバンドは、3バンド目の『荒後林(あらごばやし)』というバンド。ここのドラムさんは、以前対バンした事がある『暴れん坊越前』でドラムを叩いてた方で、最近pazapのライヴにも良く来てくれる方なのです。今はこのバンドを含めて4つのバンドでドラムを叩くという超売れっ子ドラマー! 演奏が始まるまで、女性ヴォーカルのロック寄りなポップスっていう感じじゃないかな? などと勝手に予想していたのですが、演奏を聴いてみると、16ビート主体のバンドでちょっとビックリ。ヴォーカルさんも、ちょっとハスキー目のしっかりとした歌で、なかなか聴かせてくれました。今回が実質初めてのライヴという事で、しかもメンバーが揃ってからそんなに時間が経ってないようで、凝ったアレンジの所とかはちょっと揃ってない部分とかはありましたが、これはpazapも同じですが、16ビートバンドの宿命とも言えるかなとも思いました。これからはガンガンとライヴをしていくそうです。いつか対バンしたいですね!
そして下戸としましては、こういうお店では烏龍茶と相場は決まってるんですが、ここは違った。他店とはメニューに占めるソフトドリンクの面積が違う。その中でも興味深かった『パインミルク』を飲んでみると、これがやたらと美味しいではないですか。そこで、次は『カルピスミルク』という不思議なものを注文してみました。この『乳オン乳』的な響きの不思議な飲み物。まさかカルピスを牛乳で割ったりすることはないだろう? と思ったのですが、作ってるのを覗き見してみると、まさにそれ! うっひゃー、おもしれー! と感動して、若干恐る恐る飲んでみると、これが何と感動的美味だったのです。参った。