パザ日誌

2006年05月06日(土)

さらば、テーマパーク

みなとみらい

いつ来ても東京や横浜あたりは、街中がテーマパークみたいですね。嘘くさいディズニーランド行くよりも、街を歩いた方がよっぽど面白いアミューズメント・パークだと思います。

この滞在中で一番印象に残ったのは、とあるスカイラーク系のファミレスに毛が生えた様な店へ行った時でした。休日の夜、一番込んでる時間帯に行ったため、名前を書いて空席を待ってた時です。空席が出来たため店員が名前を書いた紙を見て「お次お待ちのスギモト様」と呼ばれ、席に向おうとしたボクらに、向いに座ってた老夫婦の上品そうな御夫人が、「ちょいと待ちなよ。私たちの方が早くから待ってんじゃないのよ!」と店員に怒った時でした。カッコいいチャキチャキの江戸弁で、店員を暫く狼狽させた瞬間。例えば京都なら「ねぇ、お兄さん。順番間違えたはるんやおへんか?」なんて事は言わないでしょうが(笑)、そういう回りくどい言い方じゃなくて、バチッとストレートに。

本当に狼狽えた店員は、うちらに断りもせずに一旦その老夫婦を案内しかけて、途中でまた紙の所へ戻り確認した後、「すみません。喫煙席ですよね? 空いたのは禁煙席なんです」と言って、結局ボクたちを案内し直したんです。勿論、店員も禁煙席か喫煙席かを考えて、最初ボクらを呼んだんだと思うんですよ。でも、それを一瞬で吹き飛ばす位の勢いが、あの老婦人の物腰から出ていたのは、その店員だけじゃなくて、ボクたちを含めたあの場所に居た人達全員が感じたと思います。ちょっとした事でしたけれど、すんげー面白かったですよ。

Snoopy Town Yokohama

そういう訳でして、本日は京都へ帰る日であります。帰る日。ボクは実家の徳島に向う時には『帰る』と言って、京都に向う時には『戻る』って使うようにしてるんですよ。なんだそれ? と思われるかもしれませんが、故郷には『帰る』方が似合うと思って。でも、今回は京都へ帰るのです。

朝、テレビの情報番組で渋滞情報を見たら、下りは滋賀県辺りで25キロの予想が出ておりました。まぁ、滋賀県だったら渋滞の手前で下の道に降りても、なんとかなるかなと思って予定通り昼前に出発したのですが、途中でやっぱり寄り道しようという事で、横浜のみなとみらいへ寄りました。今回2度目。どうせなら予定を後ろへずらして、ゆっくり帰ったら渋滞も解消してるだろうという魂胆で、パシフィコの地下駐車場へ。

強い風の中、赤煉瓦で馬車道アイス(マンゴー)を食ったり、初めて崎陽軒のしゅうまい弁当を食ったりした後、初日にランドマーク・タワーに登った時に閉店してて寄れなかった、スヌーピータウンショップ横浜へ。またかい! という突っ込み、ありがとうございます(苦笑)。ここに寄れなかったのが心残りでまたやって来たって感じもあるんですがね、正直な所。

富士山

結局3時頃までブラブラと散策して、国道1号線から保土ヶ谷バイパスへ。地図なんかもってないし、ナヴィゲーション・システムも付いてないけど、なんとか野生の勘でテキトーに走ってたら、横浜町田インターまで行けました。

しかし、ホッとしたら燃料を入れ忘れてた(笑)。海老名サーヴィス・エリア辺りから、上り線のUターン・ラッシュが始まってるのを横目で見ながら、なんとか足柄サーヴィス・エリアまで到着。暫し休憩して、何故だかやってた『四国物産展』で徳島のお土産—-『葡萄饅頭』なんかが売ってた—-なんかを見つつ、給油をして出発。生憎の曇り空でしたけれど、行きよりは綺麗に富士山を望んで、なかなか気分はいい感じ。写真は富士川サーヴィス・エリアから撮ったものです。

途中で3度くらいの小さい渋滞に遭遇。名古屋辺りからは雨も振り出し、おまけに睡魔が襲って来て、度々サーヴィス・エリアやパーキング・エリアで休憩と仮眠。心配していた滋賀県での渋滞もなく、京都へ無事付いたのは、日付が変わった午前1時半くらいでございました。

今回の総走行距離は約1350キロメートル。燃費、1リッター20キロメートルで御座いました。流石に高速走行は燃費が良いなぁ。

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