パザ日誌


2003年3月16日 (日曜日)----すぎもとともひで

新婚さんいらっしゃい!

いやぁ、今日の「新婚さんいらっしゃい」はぶったまげました。特に二番目のカップルは、もう日本政府から表彰しても良い位でしょう! この不況の世に給料二十六万円の所を食費が十五万円だなんて、もの凄いエンゲル係数の高さは、不況の日本にとってはまさに救世主。神様、仏様、消費者様! ご主人は昔から外食しかした事がなくて、野菜や生物は一切食べないのだとか。そして今もここのファミリーは何と全て外食。11か月のお子ちゃまをつれて毎日外食ですよ。家計が赤字でも、貯金をしたくても出来なくても、底を這うような日本の経済に貢献するこの夫婦に国民栄誉賞を!

いや、おちょくって言ってるんじゃないですよ。真剣にそう思うのですよ。この夫婦の姿勢こそ日本政府が一番モデルとすべきスタイルなんじゃないかって。長い遺伝子に刻み込んだあらゆる文化も、野菜なんか食わなくったて、米なんて作らなくったって、工業製品を造って稼いだこのお金さえあれば、どこからでも買ってこれるんだね。骨の無い魚だって手に入れられるんだ。ご飯なんて作らなくったっていいんだよ。外食すれば、お金さえ出せば手に入るんだから。もっともっとお金を使って、子や孫の代までこの素晴らしい経済最優先の超資本主義を伝えていかなければいけないんだ。

あぁ神様、なんて素晴らしいこの夫婦とその親の世代に愛と夢と、そして胃薬をあげてください!