正観寺 八大地獄 餅放り会場 恒例の今回拾ったガラス。その向こうには出羽島。 大砂海岸から見た空
朝11時半頃に近所のおじさんから正観寺で『餅放り』があると聞いて、すばやく用意して出かける事に。
ワタシの実家のあたりでは、昔から家を建てるときの建前に餅を投げる風習があって、子供の頃からよく拾いにいっていました。うちの地方では『餅放り』っていうんですが、地方によっては『餅投げ』と言ったり『餅まき』と言ったりするようですね。ちなみにwikipediaには『餅まき』で載ってました。
ワタシが餅を拾いに行き出した頃は、紅白餅をハダカのまま投げていたのですが、時代の流れかそれをビニール袋に入れて撒くのが一般的になり、子供用にお菓子も撒く様になったりと、時代によって変わって来てたのを感じてました。お餅には5円玉とかが入っていたり、確か鏡餅にはお札が入っていたんじゃなかったっけか? あ、だから余計に奪い合いになってたんだっけ? とにかく、昔はそうだったんだけれど、最近ではひょっとしたらこの辺りでも珍しいのだろうか?
それはともかく、正観寺なんて行くのはもう10年以上ぶりではないだろうか? ひょっとしたら20年近くぶりになるかもしれない。昔は遊び場所の1つだったので、池で鯉にエサをあげたり、丸い物体が重ねられてる遊具があって、そういうので遊んでた記憶があります。そうそう、お寺の2階か3階とかから外に有る壺みたいなのに丸いお皿みたいなのを投げて、その中に入ったら笑い声が聞こえるっていうのがあって、そういうので遊んだ記憶があります。ワタシたちの間ではそれを通称『ワッハッハー』と呼んでいたのを思い出しましたが、探してみた炊けれど今では無くなってるようで残念です。
今回の餅放りはお彼岸の時期なので、その関連の秋の大祭の一環だと思われますが、ワタシが住んでた頃からしてたのでしょうか? 何か行った記憶が無いのでそれ以降から始まったのかな?
さて、こういう餅放りっていうのは普通の小さいお餅と大きな鏡餅を投げるのですが、だいたいパターンが決まっていて、初めに小餅を投げて、それが終わってからお鏡さんを投げます。お鏡を投げると男同士の格闘----とはいえ、勇敢なおばちゃんがこれに加わることもたまにありますが----が始まり、ひどければ流血騒ぎにもなるので、子供の頃からお鏡が投げられる頃になると後ろに逃げて、格闘状態の見物をしたりしたものです。
今回も勿論お鏡争奪戦には参加せずに居ようと思ったものの、なんと分けずに小餅の合間にお鏡を投げるという危険な餅放りだった模様。それでも投げたら逃げればいいと思ってました。が、しかし! ちょうどワタシの頭上に飛んで来たのです! でもじゅうぶんに逃げる時間はあったのですが、こういう時には条件反射的に手が出るものでして、気付けば右手を伸ばしておりました。
まぁよく考えてみると分かるのですが、餅というのは餅米の固まり。しかもついてあるので詰まってる訳です。それがお鏡ですからかなり重くて当たり前なのですが、更にそれが上から落ちてくるのを素手で受けようとする訳です。場合によっちゃあ怪我をしますよね。そう、見事にこれで右手人差し指を突き指してしまいました(苦笑)。4日後にライヴがあるにも関わらず(涙)。何が悔しいって、しかもそのお鏡がゲットできなかったんですよ! くそぅ!!! 悔しい!
餅放りが終わった後、ちょっと坂を下った所でうどんの接待をしているというので、右手人差し指を押さえながら列に並んでいたら、なんと1人前にて終了(笑)。まったくついてない日はこんなもんです。
指は次第に腫れて曲げると痛い。これはひょっとしてスティックさえ持てないんじゃないか? という状態。まずいなぁ。今回のライヴは正味演奏しっぱなしの、多分今までで一番大変なライヴになりそうなのに......。
そして、昨日は内妻であんまり時間がなくてガラスが拾えなかったので、今日は夕方まだ日がある内から大砂海岸のいつもの場所までガラス拾いに。海に行く度に海嫌いになる娘にしがみつかれながら、どうしようもできないまま子守り(苦笑)。しょうがないので手に握れるくらいの大きさの石を両手に持って、大きな石を叩いてモザンビーケとかのパターンを叩いて遊んでいたら、これに娘が興味を示して泣き止み、なんとか遊び出してくれたので良かった。ただ、やっぱり突き指した右手人差し指は腫れていて痛く、かばいながら叩くのは大変。これはどうなる事やら......。
さてさて、明日は早朝から実家を後にし、京都へ戻ります。今回の帰省最後の夜。テレビも壊れてるので今回もそんなにはテレビを見ずに過ごしましたが、これはこれで何とも快適でした。テレビなしの生活もいいかもしれない。代わりに今と台所の間に有る戸棚に簡易DJブースを作り、MacでDJをしておりました。パフュームの『チョコレート・ディスコ』とかで娘が変な踊りを踊りだし大爆笑しながら。こういうのが楽しくて、京都へ戻ったら、ちょっとテレビを見る時間を減らそうと思いました。
まぁ、出発前夜の夜に録画しておいた韓国ドラマ『カインとアベル』の第七話がどうしても見たくて、スタジオから帰って来て寝るまでの間にDVDに焼いておいたので、それをこっちでMacで見たりはしてましたけれどもね(笑)。