パスカルズのライヴを見る為に滋賀県は水口へ。
前回は2005年の5月28日(土曜日)だったので、もうちょっと正確には4年と4ヶ月半くらい? でしょうか。
4年前にはまだ新名神高速道路は開通してなくて、宇治→宇治田原→国道307号で水口(甲賀市)へ向ったのですが、新名神もあるしETCの割引もあるしで今回は高速で行くと早いし楽かな? と思ったのですが、4年前の日誌を見てみると、下道でも自宅から1時間20分で着いているようなので、これなら高速に乗るまでもないなと思い直し、4年前同様にやはり急遽国道307号で水口へ。
ちょっと混んでた部分もあって、それでも1時間半くらいでは水口へ到着。1回しか行った事が無い場所ではあるのですが、それでも道は何となく憶えていて、地図もナヴィ----付いてないけど(笑)----も必要ないくらい。
到着はお昼過ぎくらい。駐車場に車を入れると、前から知久さんが歩いて来て、西友方面へ歩いて行ってました。うわぁ知久さんだ! とか言いながら車を停めて子供を降ろし、とりあえずお腹がすいたので、テキトーな場所でお弁当をひろげて昼食。開場が15時、開演は15時半だったので、昼食後は娘とボール遊びなんかをしたり、会場ホールのロビーに出てるお店なんかをみたり、図書館でMac Fanを読んだりとしながらゆっくりとして、15時前に会場へ。
会場は前回と同じ場所なのですが、前回はステージは使わず、ホール内を横向きに使ってメンバーが配置していて、お客さんは床に体育座りで聴く。あと、そのまわりを子供が走り回るというような感じだったのですが、今回はステージを使って、そして客席もちゃんと椅子席を使っての普通のコンサート形式でした。ただ、最前列にはゴザが敷かれ、小さい子供などはそこで座って聴くというようなスペースはありました。実際はやはり子供が走り回るという事になっておりましたが(笑)。
演奏中に子供が走り回るというのは普通のライヴでは考えられない事ですが、パスカルズはそれも許してしまう包容力みたいなものがあるなぁ......と前回も思ったものです。それでも常設の椅子席じゃなくて、可動式の椅子席でジャンプしながら走り回られるのはちょっと辛い部分も有ったのは確かです。単純にお金を払って演奏を楽しみたい方にはちょっと辛い部分もあるかもしれませんが、そこは石川さんの腕の見せ所! パスカルズにとって石川さんっていうのは音楽的には居なくても成立すると思う人も居るかもしれないですが、それは大間違い。パスカルズに絶対必要な存在だというのを今回も再認識させられました。特にアンコールの最後でパーカッションが台ごと倒れてしまった時に、自分の来ているTシャツをたくし上げて、お腹をパーカッションにして叩いたりだとか、しかも最後の最後はそのTシャツを緞帳のように下げて終わりの演出をするとか、そういう気転の利き方というか、瞬発力が天才的に素晴らしくて感動しました。風船を客席に飛ばした時の奇跡とか----これは子供達も奇跡をおこしたのです----も凄かったし、何よりパスカルズは素晴らしい楽曲のメロディとかアンサンブルも持ってますが、フリーインプロの部分もあって、その部分はどっちかっていうと、ほのぼのとした楽曲や演奏が好みの人には、アヴァンギャルドなインプロは正直辛い部分もあると思うんです。実際にチェロの坂本さんが出す高周波の音に、ワタシの前に座っていた親子は耳を塞いでおりましたし。でも、他のフリーインプロをするグループとの違いは、やはり石川さんという存在が有るという事です。石川さんがフリーインプロに参加しているだけで、そのへんは絶妙に中和されるのですね。
京都にムーズムズという素晴らしいバンドがありますが、そのバンドと石川さんがCafe Bar 大会で共演した時の動画でも、石川さんの天才っぷりが爆発しておりますね。「ご飯には何かけますか?」という質問の答えが最高!
そういえば、チェロの坂本弘道さんが、曲中でKorgのKaossilatorを使っていて、これがかっこよくて、pazapでも使いたいなぁ......とか思ってしまいました。そのうち導入できたらいいなぁ。