ちょっと前に買った、シュトックハウゼンの全集40『光の火曜日』をiPodで聴きながら----しかし、iPodにしてもボクの車のCDプレイヤーにしても、このCDを聴くときはちょっとストレスが貯まります。なんせトラックが変わる時に無音になるんですね。息継ぎするんです。特にこのCDの2枚目は99トラックもあるので、息継ぎしまくり。ちょっとイライラします----プラッツ近鉄の旭屋書店で、Klang Weblogさんのアイデア311号 音のコスモグラフィというエントリーで知った本、アイデアを立ち読みに寄ってみました。
シュトックハウゼンの全集CDのジャケットの特集があって、とっても良いですね。思わず買ってしまおうかという衝動にかられてしまいましたが、3000円弱もする本なのでグッと我慢しました。でもこの内容なら値打ちは有ります、勿論。でもお金がないんです(苦笑)。
しかし、このシュトックハウゼンの全集ジャケット、実はボクは大好きです。最初に見た時には「何これ?」って感じはしましたが、高値で売られてるこのCDに憧れて、いつか買ってやるいつか買ってやると思って見ていると、これがもうジャケットまでも素晴らしく思えて来るのですね。初めて買ったときは本当に嬉しかったですから。誰に何と言われようと、ボクはこのジャケット大好きです。
で、読み終わって横の本に目をやると、『Title9月号』(特集は『こんなタワレコ見た事ない!』)があったので、そういえば、これに菊地成孔さんと横山剣さんの対談があるんだっけ......と思って読んでみました。この対談記事の中で2人が選んだCDが紹介されているんですけれど、その中の菊地さんのセレクションにシュトックハウゼンの『コンタクテ』が有りました。Wergo盤ですけれど。で、それはいいんですけれど、このCDのコメントに次の様に書かれていて----いや、正確には書き起こされていて----口をあんぐりと開けたまま、声も無く笑ってしまいました。
これは録音に莫大な金がかかっているアルバムです。このCD自体も6000円というね。とにかく金の亡者ですから。西海岸のヒップホップとは全然違う、ドイツ人の現代音楽家らしいやりかたでね。今年来ましたけどね(笑)
これ勿論事実誤認なんですけれど、菊地さんの事を知らない人で、更にシュトックハウゼンの大ファンの人が目にしたら怒るだろうなぁと思いましたですよ。菊地さんの日記を読んでいて、その「誤字脱字もこの人のユニークな所だ!」と思ってる人ならば、菊地さんがシュトックハウゼンに敬意を持っていて、けっして悪く言った訳じゃなくて、さらに「そのCDの値段、実はいくらだったのか覚えてないんでしょう?(苦笑)」って思えるんですけれど、そうでなければ、烈火の如く怒りだしてしまいそうです。でもこれ、思い込んで喋ってる菊地さんをフォローで来てない編集の人が悪すぎるでしょう。CDのジャケットまで出してるのに、本当の値段くらい調べれば分るでしょう!
ちなみにボクもこのWergo盤コンタクテ持ってますけれど、2000円で買いましたし。WergoのこのCDのページ見ても定価は18,50ユーロですよ。Amazonではちょいと高めですけれど、3200円(ちなみに数ヶ月前に見た時には1800円くらいだったような気がしたんですけれど......)。
それから、菊地さんは水曜日の深夜にWanted!というFM番組のレギュラーを持っていて、ここではJPopとかと一緒に現代音楽もかけたりするんですけれど、この『コンタクテ』も5月11日にかけてました。この時にはタッキー&翼の曲に続けてかけて、その後に来日するとか、フジロックに出て欲しいよねとか、フジロックで『ヘリコプター四重奏曲』やって欲しいとか言って紹介してましたけれど、実はこの時にこのCD、ちなみに4200円でした。CDが高い事でも有名な人ですね。
って言ってるんですよ(苦笑)。ほうら、1800円も上がってる(苦笑)。これがファンなら菊地さんらしいなぁと思う所で、『まったく、しょうがないなぁ......(苦笑)』って笑えるんですが、でもシュトックハウゼンを知らない人がこの本読んだら、シュトックハウゼンの印象が悪くなるっていうのは、ちょっとやっぱり困るよなぁ。
それから、「CDが高い事で有名」なのは確かにある意味そうですけれど、それはシュトックハウゼンが金の亡者だからじゃなくて、自主レーベルなので流通がうまくいってないからですよね。シュトックハウゼン公式サイトのCDカタログを見れば分りますよ。タワレコで5000円位はする『コンタクテ』も本当は25ユーロ/30ドルと高くないですよ。
そういえば、この前タワレコ行って見てみたら、シュトックハウゼン全集の66『光の水曜日迎えの曲』が5300円弱で売ってました。定価は23ユーロ/28ドルですよ。この高さはなんなのでしょうね? あ、そうか、この雑誌はタワレコ特集だから、シュトックハウゼンのCDは高いものだ! っていうのをアピールしときたかったんですかね(笑)。
何だか色々と忙しくて、更新が滞っておりますが、最近の近況などをささっと書いておくことにします。
先週の金曜日には夕方に四条烏丸近くにある新生銀行で口座を開設。久しぶりに銀行の口座を作りましたが、勿論、資産運用なんかするような資金がないので、そんないいものじゃないです。ただ、ネットバンクを(といっても、ほとんど使えてないのですが)イーバンク銀行から新生銀行へ変えるためだけですけれど。新生銀行は振込み手数料が安い----ネットで他行への振込みでも月5件までは無料----ので有名ですが、それに加えて、ATMでのお金の出し入れがしやすいっていうのがいいですね。しかも基本的にATM24時間手数料無料ですし。
次の日、土曜日は昼間からスタジオで個人練習を3時間。
と言っても、MacとDigi002Rackとマイクを持ち込んでのドラム録音です。本当はドラム・マガジンの誌上コンテストに応募用の録音をするつもりでしたが、それは忙しくて準備がまったく出来なかったので断念。なので、pazapの曲をレコーディングしました。でも、色々手間取って3時間ではちゃんと録音できませんでしたが(苦笑)。
そして、その夜はpazapのリハで同じスタジオに2時間。次のライヴ用の確認などをしました。
次の日、日曜日。前日のスタジオが響いたのか、はたまた寝違えたのか、左肩のあたりが痛くて、起きてしばらく首を左に向けられませんでした(苦笑)。そんな状態で、昼前から芝居を見るために地下鉄で四条まで。その道中、地下鉄の中で向かいに座ったご婦人がデパイチ臭----デパートの1階のような、攻撃的な香水臭を撒き散らす事。またはその人。略して「デパイチ」とも呼ぶ。って勝ってにうちではそう呼んでいるだけなんですけれど----を撒き散らし、片頭痛になるかと息を止めたですよ。臭いっていうのは片頭痛を呼びやすくて、片頭痛持ちの女性は香水をつけない人もいるくらいなのです。実際後で軽めだったのですが、頭痛がやってきました。
四条について、時間がないのですき家でさっと昼食。すき家ではいつも「キムチ豚丼」なのですが、店員さんがちゃんと確認したのにも関わらず、「キムチ牛丼」を持ってくる(笑)。ワタシ、牛肉があまり好きじゃないんで取り替えてもらいたかったんですが、時間がないので無理して食べましたです。実はこれ2回目でして、この前のライヴの日の昼飯でもこのパターンでした。違う店でしたけれど。まったく。なんか注文の仕方を変えたほうがいいのかなぁ。
そして、Cafe-Independantsの上にある劇場アートコンプレックス1928で、ヨーロッパ企画という劇団の「サマー・タイムマシン・ブルース2005」という芝居を見ました。この芝居は映画化されて9月から全国公開されるのですが(映画『サマータイムマシンブルース』公式サイト)、雑誌でこの映画の紹介記事を見て、絶対に見に行こうと思ったのでした。でも映画よりも芝居をまず見ておきたいなぁと思っていたところに、京都公演があるのを知って、慌ててチケット予約をしておきました。
「大学のSF研究会の部員が、タイムマシンに乗って、昨日へ壊れる前のクーラーのリモコンを取りにいく」っていう設定を聞いただけで、とっても面白そうでしょう? まさに「タイムマシン無駄遣い」。タイムトラベルものという事で、同じ人が重ならないように窓から出て行って扉から入ってくるとかいう、そういう醍醐味もありますし(あれ、舞台裏では大変だろうなぁ)、オープニングの「昨日」の短いワン・シーンが、エンディング近くで種明かしの様にもう1度出てくる所なんか、「あぁ、そういう事だったのか!」って納得出来て楽しかった。とにかく面白くて、この芝居を見て映画化をしようと思った監督の気持ちは分かりますね。映画になるとどうなるのか興味あるので、是非見に行ってみようと思います。映画はリモコン持参で割引とかになる劇場もあるらしいですよ(笑)。
ヨーロッパ企画っていうのは京都を中心に活躍する劇団で、実は知らなかったんですが、これからはまた見に行ってみたいと思います。
そして、本日は大阪まで知久寿焼さんのライヴを見に行きまして、明日は京都Cafe-Independantsに知久寿焼さんのライヴを見に行きます。
昨日は夕方から阪急電車に乗って大阪へ。
車内でおにぎりを2個パクついていたのですが、まだ足りないので、梅田に着いてからホーム内にある「阪急そば」にてきつねうどんをつるつるつるーっと。
ホーム内にはiPodの宣伝広告がズラリと並んでまして爽快でございました。
知久寿焼さんのライヴがある某会場には開場数分前に到着。開場待ちの列が出来ていたので、その最後尾に並んで開場を待ちました。程なく開場。地下の会場へ階段を下りて、受付で料金を支払い、着席すると、なんとスピーカーから流れるB.G.MはFrank Zappaじゃなーいですか! これは珍しいですね。あんまりこういう所では聞きませんですから。そういえば、ちょっと前にpazapの練習でスタジオに行ったときにも、待合室でZappaの「ベスト・バンド」っていうアルバムが流れててびっくりしました。
まぁそれは意外な事で嬉しい事だったので、これはいい感じじゃないかと思ったのですが、そうは問屋が卸さない! なんと暗いホール内の前方左上でクルクルと回ってるミラーボール。これが眩しいったらありゃしない。ミラーボールって普通ホール中央で回すものじゃないの? そうじゃないとあんまり効果ないような気がするのですけど。それに前方からだと眩しいし! でも開演までの辛抱だと思って、耐えておりました。
予定時間よりも15分程押して知久さんが登場。狭い会場内は凄い人で、ステージ前----というより、横の方までも----地べたに座って見る人で一杯でした。さすがにうっとおしいミラーボールに当たる照明も落ちて、落ち着いた良い雰囲気の暖かい光の中で1曲目「夜の音楽」がはじまりました。
すっかり知久ワールドに浸っていると、何と、また回りだしたのですよ、ミラーボールが! それも「おるがん」とか歌ってるときにもクルクルクルクル。あの、ワタシ、ミラーボールって凄い好きな方なんですよね。デートコース・ペンタゴン・ロイヤル・ガーデンの名曲「ミラーボールズ」も含めて(笑)。でも、あれって、「ここぞ!」という時に効果的に回してナンボのもんじゃないんですかね? あれだけ数曲置きにクルクルさせられたらもう台無し。しかも位置的に前方にあるので眩しくて、ステージの知久さんを見てられないのです。下を向いて目を閉じてても、目蓋を通して光が差してくるくらいだから、手でそれを遮る格好でずっと聴いてないといけないのです。これは大好きな知久さんの歌だけに、苦痛も苦痛。怒りさえ込み上げてきました。せっかく久しぶりの知久さんワンマンなのに。
勿論、ホール内の全ての位置から眩しい訳じゃないですよ。たまたま最悪な場所に当たったってだけでしょう。それに、この会場のステージ照明が簡素なものなので、ちょっとでも演出したいっていう気持ちも理解出来ます。でも、全然効果的じゃなかったし、それに当たってしまった方は気分が最悪ですよ。この会場は初めて来た場所だったんですけれど、もう行きたくないですよ。正直。こんな仕打ちをされると。考えてみると、ボクは大阪のライヴハウスでこういう仕打ちに良く会うんですよね。なんか相性悪いのかなぁ(笑)。
大阪のライヴハウスっていうと、知久さんのライヴ前とライヴ後に、知久さんが参加してるniっていうインスト・グループの曲がかかってまして、これがまた凄くかっこよくて、アルバムが発売されたら絶対に購入しようと思ったんです。で、このレコ発ライヴが秋くらいにあって、それは「大阪は無理かもしれない。京都くらいまでなら来れるかも?」って感じで知久さんがM.Cで言ってたんですね。これって色々と思うところがあるんですよね。
例えば、大きな会場で出来るアーチストが大都市をツアーする時って「東京・名古屋・大阪」とかってなる訳じゃないですか。もうちょっと広げると、ここに「札幌」と「福岡」が付くとか。でも、ボクが個人的に好きなアーティストがライヴをする時、例えば、この秋にunbeltipoがバンドとしてツアーに出るんですけれど、これ「東京・名古屋・京都」なんですよね。これ、京都在住のファンとしては行き易くて嬉しい訳ですが----平日だしね----大阪のファンはどう考えてるんだろう? って思うわけです。何故そこが大阪じゃないんだ! って。これはやっぱり会場の問題だと思うんですよね。ちょっとアンダーグラウンド的というか、「その他」のコーナーの音楽をやってる人たちがライヴする会場っていうのが大阪にはあんまりない感じですよね。特にライヴハウスとして。それってどうしてなんでしょうか? 大阪の「その他のコーナー好き」音楽ファンはどう思ってるんでしょうか? それとも、ボクが知らないだけなんでしょうか? まぁ、話は関係ない方向にそれてしまいましたけれど(苦笑)。
大阪に知久寿焼さんのライヴを見に行った次の日の11日、京都はCafe-Independantsで知久さんのライヴ。
前日のワンマン・ライヴとは違って、この日は対バンがあったので----渕上さんのベース、むっちゃカッコ良かったです!----そんなに長くないのかな? と思ってましたが、アンコールを含めて20曲。1時間半くらいはありましたですね。嬉しい限りです。それに、カフェ・アンデパンダンは大好きな場所ですし、料金も安いし、ご飯は美味しいし、音も良いし、言う事なしです。
『らんちう』は台詞なしでしたが、久しぶりに『ケロリーヌ』が聴けたのは嬉しかったです。アンコールの1曲目『ちょっと今ここだけのうた』は新曲のようで、『おるすばん』をしてる黒姫の家から、歩いて40分程の所に美味しいおそば屋さんがあるそうで、そこへ行く途中に出来た曲だそうです。忘れないようにするのに、そばを食べてる間もヒヤヒヤものだったそうです(笑)。
パスカルズでやってる曲『きんとんうん』の出だしでは、カズーとハーモニカと、もうひとつ何だか分らない笛を吹いていて、とても良い音で興味深かったので、後で知久さんに尋ねてみたら、貰い物で名前も分らないのだそう。百均とかによく売ってる振ってピョコピョコ音の出るオモチャみたいなのと同じ様なリードが中に入っているのだそうです。オモチャ屋さんとか民芸品やさんにあるかも? という事でした。絶対に探してpazapに導入したいと思いましたです。
帰省のため、朝8時過ぎに自宅を車で出発。
いつもこれくらいに出発して、10時半くらいに明石からたこフェリー→お昼くらいに鳴門へ到着→『あらし』で刺身定食→徳島市内『アンリコ』でジェラート→実家到着。というパターンなのです。今回もこのパターンを予想していたのですが、甘かった(苦笑)。
京都南インターから名神高速へ乗ると、電光掲示板には「西宮まで2時間」の文字が! いつもは45分くらいの表示なんですよね。あらら......。という事で、天王山トンネル直前で渋滞にハマってしまいましたです。40キロの渋滞だった模様ですが、それでも始点は中国自動車道だったので、丸々40キロの渋滞ではなかったのが救いでした。中国道の分岐前に右の車線へ移動して、大渋滞の列を左にスイスイと進みだしたのが、それでも出発後2時間をゆうに過ぎておりました。西宮到着がだいたい11時頃。
そのまま阪神高速神戸線へ行こうとしたら、今度はここが大渋滞。渋滞25キロと表示が出ております。京橋までが120分という表示を見て、だめだこりゃ......と思って、それならば43号線に降りようと思ったのですが、ここも西行き降り口が渋滞。もういい加減渋滞にも飽きたので、一旦大阪行きの車線へ出て、熱戦を繰り広げている甲子園球場を過ぎた辺りでUターンをして明石を目指しました。
が、これまた大渋滞。本当は鳴門着の予定だった時間には、まだ神戸市にも着いてなくて、『あらし』でかつおの刺身定食を食ってる時間に、トイレ休憩がてらの立ち寄ったスーパーで、おにぎりとかを買い込んで、渋滞中の車内にてこれを食っておりました。
結局渋滞は続いて、明石に着いたのが14時前。たこフェリーはそんなに混んでなくて、30分くらいまってやって来たイルカの方に乗船。後はスムーズに行くかと思いきや、淡路島内の国道28号線で思いがけない大渋滞。これは何の渋滞なんだと思っていたら、神戸ナンバーと八王子ナンバーが正面衝突していたせいでした。あぁあ......。
洲本インターから淡路鳴門縦貫道に乗って、鳴門北で降り、『あらし』に着いたのが17時過ぎでした。なんと9時間もかかってしまったのだ。しかもここから実家までは2時間半くらいかかるのでした(笑)。でも食事後は阿波踊りを見物するために徳島市内へ移動。当然これまた渋滞な訳ですね。おまけに事前に調べておいて、やっとたどり着いた県外ナンバー専用無料駐車場は満車で入れず、1時間くらい他の有料駐車場をグルグルと回り、やっと空いてる所を見つけたのでした。22時半まで踊りを見物して、自宅に帰ったのはちょうど日付が変わる頃でございました。あー疲れたー!!
帰省中の我が故郷では、昨日姫神祭りの海上パレードと阿波踊り、そして花火大会が行われました。
去年は雨のせいで何度も延期になったお陰でこの花火を見る事が出来たのですが、今年は好天に恵まれて予定通り21時からの打ち上げでした。
晩ご飯を食べて19時過ぎ、友達と一緒に歩いて小学校まで。久しぶりに歩いて、昔の通学路を通ったのですが、道は狭いし塀は低いしという、定番の不思議さを味わいながらの散歩になりました。学校のグラウンドではすでに阿波踊りが始まっていて、人も一杯で賑わっておりました。このグラウンドで阿波踊りを見るのはもう何十年ぶりになるんだろう? 徳島市内の阿波踊りとはまた違った雰囲気で、なかなか懐かしかったです。
踊りが終わった後は、150円なんていう破格ないちごミルクの氷を食べながら、花火を見る為に移動。ほとんどの人は浜へ移動したのだろうと思うのですが、ボクらはいつもの特別な場所へ。誰も居なくて寝っ転がって見られる絶好の場所です。
約320発っていう打ち上げ数は、数字だけ見るととっても少ないものなのですが、いつも書いている様に、花火の値打ちっていうのは数字だけで語れる様なものじゃないのです。ここの花火を見ているといつもそう思います。これだけ近い位置で、波の音と阿波踊りの音を聴きながら、貸し切り状態の場所で寝転びながら見るこの贅沢! ほんとうに素晴らしい。予算的な理由から存続も危ぶまれているなんて話も聞きましたが、来年からも絶対に続けて欲しいと切に願います。
今回帰省する前にウィルコムのニュースリリースで、2005年7月末に開通した地域が発表されたのですが、その中に我が故郷『牟岐町』の隣町『日和佐町』の文字がありました。ウィルコムは今年度中の人口カヴァー率を99パーセントにすると発表していて、来年3月末までに開通するエリアにはちゃんと『牟岐町』の名前も入ってたのですが、どうせギリギリになってからだろう......と思っていたので驚きました。これで少なくともここの更新をしたり、メールチェックをするために、車で1時間も走る必要がなくなった訳です。
で、ついでにウィルコムのエリア情報を再度確認してみると、『牟岐町』の開通予定は8月から9月
に変わっておりました。日和佐まで開通してるって事は、これはひょっとして牟岐も開通してるんじゃないか! と期待して帰郷してみますと、なんとちゃんとアンテナが5本立ってるではありませんか! これは嬉しい!!
それで、開通ったってどうせ駅前周辺とか、何かの施設辺りとか、部分部分しか電波がないんだろうと思っていたのですが、これが結構広い範囲で使えるんですね。これにはまたまたビックリ。でも電話なんだからそうじゃないと困る訳でして、至極当たり前な事なんですが。ちなみに海南町とか海部町あたりでもすでに開通しておりました。ウィルコムさん、凄い! この調子で頑張って欲しいですね。
という事で、現在も実家から更新中。この町にもすでにADSLは開通しているようで、うちの叔父宅なんかも京都の我が家よりも速いスピードらしいです。
昨日は帰省最終日。京都とは違って、朝は涼しい......というより寒いくらい。前日の夕方からジャージ姿で釣りに行って、3時間くらい釣りをして----アジが入れ食い状態で、餌を投げ入れると同時に食いつくという状態。サビキだったら何十匹も釣れたかも。メッキアジ(これはこの辺りの呼び名で、正式にはギンガメアジっていうそうですね)も釣れまして、かなり楽しい釣りになりました----その後で、寝る格好に着替えてから車の洗車なんかをして、ビショビショになったものだから、寝る時にはパンツ一丁でして、風邪を引くかと思いました。
それでも日中に畑の草むしりなんかをしたら、汗がポタポタポタポタと落ちて、これはこれで楽しい作業でした。結構こういう作業は好きかも。こういう時でも日陰にはいれば、風がいい感じに吹いて来て最高に気持ちいいので快適です。都会ではこうはいかないですからね。もう快適すぎて帰るのが嫌になるくらいです(笑)。
でもそういう訳には行かないので、荷物を整理して、夕方に京都へ向いました。
途中、買い物したいのもあって阿南のアピカへ向う途中、ボクの好きなたこ焼き屋さんの前を通ると、なんとやってるではないですか! ここ数回、帰省した折に立ち寄るも、いつも閉まっていて、てっきり閉店したんだと思い込んでいたのでしたが、どうやらそういう訳じゃなかった模様。良かった良かったと2皿買って、ひとつはアピカの駐車場で、もうひとつは持って帰ってきました。しかし、久しぶりの大吉のたこ焼きは格別。やっぱりこの味じゃないと! この甘めのソースと中に入ってるコンニャク。生地も玉子が多めに入ってそうな独特の感じで、とっても美味しゅうございました。
その後、徳島市内のチャーリー文具館に立ち寄ってボールペンを購入。最後にアンリコでジェラートを食べようと思って寄ると、こちらはすでに照明を落として、閉店準備に入っていて断念。これは残念でした。そのまま鳴門へ向って、これまたいつも立ち寄る大型スーパー『マイケル』へ。買い物をした後、ここの駐車場に置いてある自動販売機を見ていると、なんと『冷やし甘酒』というのを発見。非常に気になったので買ってみました。80円也(他のジュースとかも50円くらいで安い!)。森永の甘酒だったのですが、これは冷やでもかなりいけますね。とっても美味しかったです。という事で、我が家の冷蔵庫にはあと4本入っております(笑)。
という事で、今から大吉のたこ焼きをチンして食って寝ます。うひひひ。
帰郷時に京ポンが繋がる様になってた事に関して、関堂さんから羨ましがられました。
羨ましい。去る 18日 に滞在した茨城県の某市ではことごとく圏外で京ぽんがつながらなかった。
うちみたいに「町」なら分るんですけれど、「市」で開通してないっていうのも変な感じではありますね。でもまたローカルな話で恐縮ですが、「徳島県阿南市」でも「阿南市福井町」なんていう場所では、わが町が開通した今でも圏外でしたので、そういう場所もまだまだあるのかも知れません。ただ、ウィルコムは人口カヴァー率99パーセントって言ってる訳ですから、もう少し待てば何とかなるんじゃないかなぁ......とか無責任な事を言ってしまいます(苦笑)。
でもボクも、今年の正月くらいにとうとう我慢できなくなって、エリアご意見箱にリクエストして暫くして「開通予定」が出たので、偶然だとは思いますが、それでもちゃんと意見は参考にしてるんじゃないかなぁと思いますので、気になったらバシバシとリクエストした方がいいんじゃないかと思いますね。
さてさて、27日のライヴが近づいているというのに、台風が接近中だとかで嫌な感じですね。四国では水不足が深刻化しているとはいえ、あれだけデカイのがやって来ると、被害の方が気になる所ですし。それに、今回のライヴは徳島から海を越えて、はるばる見に来てくれる友達も居るので、余計に心配です。
そういう中、おととい土曜日は、次のライヴの出番前に使うS.Eの制作。面白そうな音源をリミックスして、それに打ち込みとかウクレレ弾いてソロを一発録りしたりしてました。そして昨日は9月のライヴのDMとチラシ作りの後、ライヴ前の最後の練習。最近積極的にライヴをやってるんですが、今回もpazapを知ってもらうキャンペーンみたいなものとして、ほぼ同じ曲ばっかりをやります。ただ、まったく同じだと面白くないので、ちょっと変える部分もあったりしますので、どなた様も怖がらずに足をお運びくださいませ!
9月のライヴもその流れでいくのですが、10月のライヴはひょっとしたら----必要にせまられたら----ガラっと変わる可能性も?
で、またまた帰省ネタで(苦笑)。というか、心はいつも徳島県民なもので......。
帰省ついでに阿波踊りを見に行った時に、お決まりのジェラート屋さんアンリコに行って来たんです。流石にこの期間は人でごったがえしておりまして、店内も人が一杯でした。ボクはいつも決まって注文する、『なると金時』と『あずき』のダブルをカップで頂いたんです。
店内に入る時にふと気になる文字をみつけたんですが、それは「8.28閉店」の文字でした。げげげ! ここが無くなったらどうしよう!!! 本当にここへ来るのは楽しみだったので、ここが閉店してしまうだなんて! と目の前が一瞬真っ暗になってしまいました。
店内を見回してみますと、なにやら案内が数枚貼って有りましたので読んでみますと。「移転のお知らせ」という文字が。そうか、移転だったのか......とホッと胸をなで回したのでございます(←なにか違う)。お知らせには
長い間ご愛顧頂きまして、誠にありがとうございました。当店は8月28日(日)に閉店し、下記に移転することになりました。少し離れますが川辺の静かな所です。ぜひお立ち寄り下さいますよう、お待ちいたしております。
と書かれていて、移転先の住所(徳島市福島2丁目1の5)と、別紙で地図が2枚書いてありました。
移転先ではジェラートだけじゃなくて、他のものも販売する様な事が書いてありましたので、ひょっとしたらカフェっぽくなるのでしょうかね? 是非次に帰った時には立ち寄ってみたいと思います。
それにしても、あの場所でもう一度ジェラート食べてみたかったなぁ。行ったのになぁ。閉まってたんだよなぁ......(未練たらしい)。お近くの方は次の日曜日までですので食べにいってください。ボクの分まで!
あれだけ年単位でライヴの間隔が空いてたのを埋め合わせる様に、7月から10月まではArcdeuxにて月1ライヴのpazapです。それで8月は27日の土曜日がライヴの日でした。
ライヴ当日は朝から無料配布用のCD-Rの準備。何も当日にしなくても......(苦笑)とか思いながらも、やっぱり土壇場にならないと出来ない性格なのですかね。先月のライヴではCDを配布出来なかったので、今回はどうしても配布したかったのです。で、今回はこのサイト上でもアップしている『ボク』のリミックスをヴァージョン・アップしたものを朝から制作。それと先月のライヴの『おやまのフジー』の音源との2曲でCD-Rを25枚作りました。
CD-Rをこんがりと焼いているうちに、速攻でジャケット・デザイン。今回のライヴのチラシやDMに使ったイラストを使って、ササッと作成してプリントアウト。焼き上がったCDを念のためCDプレイヤーにかけて、ちゃんと音が出てるか1枚1枚チェック。それが終わったらケースに入れて、全部が出来上がったのが、なんとか出かける1時間前でした。セーフ!
会場に着くと、もう最近は慣れてますけれど、対バンのバンドさんはひと回りは離れてる若い人達ばっかりです。それでも、今回の対バンさん達もなんとも個性的なバンドさんばっかりで、なかなかバランスのとれた面白いブッキングでしたですね。
なんと今回はトリだったので、リハはトップでした。ワタシ個人的にはリハが大好きで、ついつい楽しく叩きまくってしまうのですね。とりあえずボクみたいな留守にしがちなドラム(笑)は、ベースの音がバッチリ聴こえないと家に帰れなくて迷子になりがちなので、とりあえずベースの音が大きく返るようにっていうのを気にしつつリハを終了。他のバンドさんのリハも楽しく見学したあとは、メンバーで飯を食いにいって、そのままタワレコへなだれ込みました。しかも帰りには全員がタワレコの黄色い袋を下げているというのが面白かったですね(笑)。
ちなみにボクが買ったのは、前日にKLANG Weblog: SONG X 20周年記念ヴァージョンで見た、パット・メセニーとオーネット・コールマンのアルバム『SONG X』の20周年記念盤。輸入盤ですが、さすがタワレコ。面出しコメント付きで数枚置いてありました。あと、いつも楽しみにしてるタワレコのフリー・ペーパーイントキシケイトもちゃんと貰って帰りました。バウンスは貰いません。まったく興味無いので。あ、それからちゃんとシュトックハウゼンのCDも覗いて帰りましたですよ。『リヒター・ヴァッサー』が売れてるのをチェック! やっぱり高くても買う人が居るのですね。またまたちなみに今月は、サイトがリニューアルして見やすくなったSternKlang-Diskにてシュトックハウゼン全集63の『ルツィファーの激怒』とかが入ってるのを購入。これも最高に良くてヘヴィー・ローテーションで聴きまくってます。オペラ『光』はどれもすごく良いですね!
おっと、話がそれました。そんなこんなで帰って来て本番です。トリってのも考えもので、もうあとがないので、お目当てのバンドさんが終わると帰ってしまって、とっても寂しい事になるんじゃないかって心配してたんですよ。それに1曲目っていうのがポイントで、とりあえず1曲だけ聴いてみて帰るかどうか判断しようとか、そういうパターンも多いですから、1曲目が『ひげの魔法』なのはどうなんだろう? ちょっとキツいかな......なんて思ってましたが、多分前のバンドさんのお客さんだと思いますが、忍耐強く耐えてくれまして(苦笑)本当に感謝です。正面の女性なんか、ちょっと悲痛な表情をしておりまして、ちょっと気の毒な感じもしましたです。この場を借りましてごめんなさい!
で、演奏はといいますと、やっぱり凄く楽しかったですね。ライヴは最高に楽しいです。もう思い出したくもない程の失敗もてんこ盛りのライヴになってしまいましたけれど、それよりもなによりも楽しかったです。もうそれだけ!
今回は前回に引き続いて大阪から弟が、そして徳島から友達がこのためにはるばると来てくれましたので、ライヴが終わってから一緒に飯を食いに。蛍や牛や猿や猪や鹿の話で盛り上がりました(ははは、なんじゃそりゃ)。あとはライヴの動員を増やす大変さの話なんかもしてましたけれど、身内とはいえ、遠くからこうやって見に来てくれる人達も居る訳でして本当に感謝です。ありがとう! また来れる時でいいからまた来てねー!
それから、毎度ですけれど、こうやって気持ちよくライヴさせていただいた全ての皆様、本当にありがとうございました!
次回はすぐです。9月10日(土曜日)。メニューはやっぱり定食で!