2005年5月アーカイブ


2005年5月 2日 (月曜日)----すぎもとともひで

ゴールデン・ウィーク

パパタコ神社

現在、徳島県阿南市にあるショッピング・モールApica内のフード・コートにて、Meijiのハンバーガー・ショップ「サンテオレ」っていうお店の「アイス・ショコラ・オレ」----コーヒーの上にホイップ・クリームがのっていて、それにチョコレートがかけてある飲み物だか食べ物だか分らないもの----を飲みながら、そして「京橋はええとこだっせ、グランシャトーがおまっせ」とか歌いながら(笑)、2日ぶりにインターネットに接続しました。いや、正確にはやっと接続出来たって感じです。

実家に帰省してるのですが、訳あって自宅からはネットに接続出来ません。勿論、京ポンも圏外です(涙)。ただ、ウィルコムのサイトを見ると、本年度中には我が故郷も開通する予定なので、ちょっと安心はしております。あぁ、待ち遠しい。

今回は先月30日の朝、京都を出発して、いつもの通りたこフェリーで淡路島に渡ったんですが、明石のフェリー乗り場でパパたこ神社を発券。いや、発見ですね(笑)。でも、おみくじを発券してくれるので、どっちでもいいのですが。旅の運を占ってみようと、この口におみくじを詰められてるのがちょっと間抜けな神社のおみくじをひいてみました。すると「泳いでハッピー」と書いてありました。どういう事だろう? フェリーが沈没でもするのだろうか? とか縁起でもない事を考えたり、いやでも「ハッピー」だからそうじゃないかとか、そういう事を色々と考えてるうちに鳴門に着いたのでした。

ちょうど昼時だったので、今年の初めに帰省した時も行っておいしかった魚料理屋さん「あらし」に行く事にしました。昼時とあって混み合ってたので、ノートに「キクチ」と嘘の名前をテキトーに書いて順番待ち。20分くらい待って、座敷に通されました。

今回は「かつおの刺身定食」を注文。相変わらず刺身が分厚くて美味しい! 魚と鳴門わかめがたっぷり入った、大きめのみそ汁も最高に美味しくて、これが850円で食えるのはもう信じられないくらいです。850円っていうのは底値で、他は魚によっては高くなるんですが、ボクはかつおの刺身が好きなので、もうこれで十分でございます。堪能。

......とまぁ、そういう感じでゴールデン・ウィークを過ごしておりますが、ネット接続できない環境っていうのもたまには良いものでございまして、また暫くそういう生活に潜りたいと思いますので、みなさまもゴールデン・ウィークを楽しんでくださいませ! では!

2005年5月 9日 (月曜日)----すぎもとともひで

またまた即興パートをアップ

去年の5月22日の日誌で、「魔女」という曲の中間に入る即興パートをMP3でアップしたのですが、それから約1年、同じ部分を再びアップしてあります。MP3のページでどうぞ!

1年前は、3分くらいになったこの即興パートに「長い!」と言ってるのに、今や7分超えてますよ(苦笑)。この部分だけでも普通の曲1曲分以上の長さですね。もともと「魔女」自体が10分弱くらいの長さなので、今では17分くらいになってる訳ですね。個人的には前から20分位の曲を作りたかったので、これ、もうちょっと頑張ったら達成出来そうな状況になってきましたね。聴いてる方は辛いでしょうが(苦笑)。ポップなフリー・インプロってありえるんでしょうか? そんな事を考えつつ、pazapとしては非常に久しぶりになるライヴを、現在調整中でございます。

2005年5月12日 (木曜日)----すぎもとともひで

ゴールデン・ウィークの写真

いまさらながら、ゴールデン・ウィークの写真などを......。

はな・はるフェスタ ライヴ

帰るときに徳島市内に寄って行ったんですが、ちょうど「はな・はるフェスタ」っていうイヴェントをしていて、色々と見て回りました。

藍場浜公園ではステージが組んであって、阿波踊りとかをしていたり、その周りでは徳島県内の市町村の屋台等が出ていて、名産品等を販売していました。

この写真は、新町橋の所で行なわれていたライヴ。帰った時にはいつも行くジェラート屋さん「アンリコ」のすぐそばだったので、ジェラート----今回は「なると金時」と「桜」のダブルをチョイス。「なると金時」がお気に入りなのです----を食べながら、このグループの演奏だけ拝見しました。

この日は風が強くて、P.Aにも風の音が入ってしまうくらいなのですが、それもなかなかオツなものでございました。一番手前の人はシタールなのですが、シタールを生で聴いたのは初めてでした。いいねぇ、シタール。

ガガネ

今回の帰省中は、毎日毎日掃除の日々でして、あんまり遊べなかったんですが、タケノコ掘りと釣りには行って来ました。

タケノコは時期的に終わりかけていて、ほとんど残ってませんでしたが、それでもなんとか4本くらいは掘れまして、久しぶりにかまどに火を入れて、茹でて食いました。これは美味しかったんですが、よくテレビで刺身にして食ってるのを真似してみたら、これが不味くてえらい目に合いました。あれって本当に美味しいんでしょうかね。食い方が悪いのでしょうか?

それはともかく釣りです。最近釣りに行く時には、家に置いてある安物の竿とリールを持って、ジャージにサンダル履きで、釣り具屋さんでパックに入った大粒のオキアミだけを買って出かけるっていうお気楽なやり方をやっているのです。2日釣りに行ったのですが、かかった金額は餌代350円のみ。まぁ、そんなに大したものが釣れる訳ではありませんが、釣れなくてものんびり出来るのでいいのです。

今回は久しぶりにてんびんを付けて、投げてみましたが、食える魚はシロギスが1匹釣れただけでした。全体的に小さい魚ばっかり釣れましたので、キス以外はリリース。久しぶりにゴイズイを2匹釣ったんですが、これは勘弁して欲しいです。小学生の頃は学校から帰ってから、よく釣りに行きましたが、友達がこのゴンズイを釣って、針を外す時に刺されて、次の日に学校を休んだのを思い出しました。

写真はこの辺りでは「ガガネ」と呼ばれている魚。まだちっちゃくてかわいらしかったので、もちろんリリースしました。

薬王寺

帰省する前から徳島新聞のサイトのニュースで情報は得ていたんですが、隣町、日和佐町に道の駅日和佐という施設が出来てたので、寄ってみました。これは道の駅から見た、23番札所薬王寺です。

この「道の駅」では地元で取れた野菜や特産品などを売ってたのですが、思いのほか安いのでびっくり。スーパーで買うより安かったりしてお得です。ボクはこれがないとダメなもの、柚子酢を買って来ました。一升瓶で1400円也。普通スーパーで買うと、200mlくらい入って300円はするでしょう。全国的なブランドになった、高知の馬路村の柚子酢は、ちなみに一升瓶で3000円です。うちはこれ一升瓶で買っても、大事に使って半年くらいで無くなります。これで寿司なんか作るとすぐに無くなってしまうので、やっぱり一升瓶で買わないと。ボクはこれで育ってるので、米酢がダイッ嫌いなんです。給食で酢の物が出て来た日には、拷問でした。

足湯

そして、この「道の駅日和佐」には無料の足湯がありました。

ちょうどこどもの日が近かったので、ちゃんと菖蒲湯になってました。今回は入れなかったけれど、次回帰った時には入ってみよう。でも、100円でタオルは買ってみました。ここオリジナルのタオルを。

あと、お土産もの売り場で売ってた「すだちソフトクリーム」っていうのも食べてみましたが、思いのほか美味しかったです。

うみがめ公衆電話

日和佐町の大浜海岸はウミガメが産卵に来るので有名な所です。だから、公衆電話もウミガメの形をしております。珍しいでしょ。まぁ、最近は公衆電話自体が珍しいっていう話もありましょうが......。

カレッタ君とカレンちゃん

京都には5日に戻ったのですが、その途中にも日和佐に寄りました。

こどもの日のイヴェントで、子カメの放流とかのイヴェントをやってたのですが、行くのが遅くて見る事が出来ませんでした。残念。

ウミガメ博物館「カレッタ」の前に行くと、カメの着ぐるみを発見。「カメ子」と「カメ吉」かと思ったら、名前は「カレッタ君」と「カレンちゃん」なのだそうです。

2005年5月17日 (火曜日)----すぎもとともひで

西部講堂

相変わらずゴールデン・ウィークをまだひきずってるのですが(苦笑)、ゴールデン・ウィークのフィニッシュは京大西部講堂でのライヴ。しかも2デイズ行って来ました。

1日目、7日(土曜日)の出演は

この日は20時からpazapの練習だったので、19時には会場を後にしなければいけませんでした。ちょうど羅針盤の途中でしたですね。せっかく浜田真理子さんが生で観られるチャンスだったのに......。もの凄く観たかったのですが、涙をのんでスタジオへ向かいました。この時の音源が最近アップしたセッションです。語りで京大西部講堂が出て来るのはこのためですね。

西部講堂に入るのは、2回目。p-hour 01のDCPRGを観に行った時に初めて入りました。いや、正確にはその前に知り合いのバンドを観るために学祭に行った時に、ちょっとだけ入った事はありましたが、ほんとにちょっとだけで何がなんだか分りませんでしたです。古くて味が有る講堂ですけれど、音響的にはあまり良くない会場のような気はしますが、それでも何故か好きな場所ではあります。これは、かつてこのステージでZappa御大が演奏したという先入観からなのでしょうかね?

2日目、8日(日曜日)は

Watts Towersは2度目ですが、その前にフォルティ・タワーズを1回見てるので、岸野雄一さんの舞いを観るのは3度目でした。造形のフォルティ・タワーズは「花道一人旅」、メトロの時は「ボヘミアン・ラプソディ」と「花道一人旅」。で、今回の舞いは「花道一人旅」だけでしたが、岸野さんのBBSによると、何と、この舞いは今回が最後なのだと!! とっても残念でございます。

相変わらず、岸野さんのステージは全体で一つの物語りを観てるようで、エンディングは脳内でエンド・ロールが流れるという爽快感。それと同時に、笑いを誘う岸野さんの語りのひとことひとことが、心の奥に突き刺さって、少しずつ少しずつ、しかも静かに溶け出して来るようでした。

ただ、今回は「何処へ帰る道」が聴けなくて残念ではありましたが、最近お気に入りの曲魔法の機械に針を落とせばっていうサビの曲(曲名が分りませんです)が聴けたので大満足でした。この曲はレコード(CDじゃなくて)がテーマの曲ですが、針が飛んだり、回転が遅くなったりっていう趣向が凄く楽しいです。これ、リリースして欲しいなぁって思うのですが、まぁそれは大きなお世話さ心配ご無用です。聴けなくたって歌えますからね!

あと、カヒミカリイさんを生で観るのは初めてでした。あのウィスパー・ヴォイスですっかりとろけました。トロントロン。そして、京都が誇る天才! レイハラカミ氏も生で観るのは初めてでした。これも凄い! レイハラカミさんってRolandのSC-88使いとして有名ですけれど、今でもそうなのでしょうか? どんな機材を操ってるのかっていうのも興味有る所でしたけれど、それよりも四つ打ちが鳴ってたりしてても、フロアがまったく踊ってないっていうのも印象深かったです。これは踊れないっていうよりも、音が心地よすぎて酔いしれてるっていう感じでした。これは凄かった!

2005年5月19日 (木曜日)----すぎもとともひで

ジャズ

日曜日のpazapの練習の後、いつも使ってるスタジオStudio RAGの会員の更新をしたら、24日にLive Spot RAGで行なわれるライヴの招待券を貰ったのです。

会員は1年更新なんですが、最近は更新の料金も下がって210円でした。それに前売り4000円のチケット、しかも2名まで入場可なので8000円分が付いて来るならかなりお得ですね。貰ったチケットはTim Armacost Quartet from N.Yというタイトルの付いたもので、メンバーはTim Armacost(Sax)、Bruce Barth(P)、Ray Drummond(B)、Billy Hart(Ds)というもの。最近RAGはとんとご無沙汰ですので----というか、観たいライヴがないのですが----久しぶりに行ってみようかとか思ってます。

でもちょっと普通のジャズだったらどうしようかとか、心配はあるのも事実。まさに大友良英さんのはてなダイアリでの次のコメントに激しく同意なのです。

逆にすでに定まった方法だけで組まれるアンサンブルのジャズと呼ばれる音楽に、私は興味がもてない。

このコメント、「私は」っていう部分も重要だと思うんですね。そういうジャズを否定する訳ではなくて、「私は」興味がもてないんです。ボクがRAGに最近行かなくなった理由もその辺に有る様な気がするんですが、さぁどうなんでしょ?

2005年5月23日 (月曜日)----すぎもとともひで

フット・スプラッシュ

探し物をしてると、結局は違うものを手に入れてしまうっていう事は良く有る事です。

土曜日は河原町辺りへ出て、CD屋巡りをしてきました。目的はデレク・ベイリーのCDを探しに行ったのですが、結局見つけられず。いや、デレク・ベイリーのCD自体が置いてないんですね。この辺りのCDが置いてある所っていうのは、京都市内には無いのでしょうか? デレク・ベイリーって言っても、そんなマニアックなCDを探してる訳でもないのですがねぇ......。もちろんカフェ・アンデパンダンの奥にあるパララックス・レコードにはちゃんと置いてあるのですが、欲しいのが無かったのです。残念。結局Amazonで2枚注文してしまうという、いつものパターンになってしまうんですね。

そう言えば、京都市内でちょっと変わった音楽を好むものが行くCD屋さんとしては、意外と知られてないんじゃないかな? と思ってるお店があるのですが、それは河原町OPAの裏手の道をチョイと上がった所に有るビーバーレコードのその横にあるお店セカンドハンズです。ここ今サイト見てたら、ビーバーレコード系列のお店なんですね。びっくり! へーそうだったんだ!

ここは一言で言うと「昭和っぽいお店」で、ガラスのショウ・ケースには大阪万博のグッズやらが並んでたりするのです。CDだけじゃなくて、本や楽器----高校の頃にボクが使ってたRolandのギター・アンプが置いてあってもの凄く懐かしかった!----が置いてあったり、ニヒル牛から広がって今流行している、所謂「レンタル・ボックス」も行なってるユニークなお店です。

カフェ・アンデパンダン・レーベルのCDなんかも置いてあって、ちょっと聴いてみたいのもあったのですが、なんとここでアンサンブル・モデルン演奏のJohn Cageの"16 Dances"を発見しました。日本盤(BMGジャパン)の中古で1380円。それが、土日に1000円以上のCDを買うと300円オフになるとかで、1080円になったのでした。ラッキー。しかし、ここも「クラシック」とか「現代音楽」とかのコーナーじゃなくて、「音響系」みたいなコーナーにあったのです。やっぱりね。別のCD屋さんでもクセナキスやスティーヴ・ライヒが、やっぱり「ノイズ」のコーナーにあるんですよね。しかも「現代音楽」のコーナーがあるのにです(笑)。

あと、良く行くCD屋さんPlanetでFragileの"Poison Quells Poison"を発見して購入。Fragileと言えば、翌日にJeugiaの三条本店にて、ボクが1年前まで習っていた菅沼孝三先生がセミナーを行うというのでチケット有るかな? と地下の楽器売り場Stageへ行ってみると、なんとチケットは完売なのだと! うーん、これはしょうがない! 悔しいのでとうとう10万円を切ったYamahaの電子ドラムDTXplorerを試叩! 試叩! 試叩! 試叩! して来ました(苦笑)。いやぁ、最近のDTXって凄いですね。1番凄いと思ったのが、ハイハットのスプラッシュまで出来るんですね。これにはビックリ! 今までも出来てましたっけ? ハイハットのスプラッシュっていうのは、スティックは使わずに、ハイハットを足の後ろの方とかで踏んで、クローズなハイハット音じゃなくて、オープンなハイハット音を出す奏法です。......って、全然分りませんですね(苦笑)。分りやすく言うと、ハイハットをハーフ・オープンにしてスティックで叩いたような音を、足だけで出すって事です(←乱暴?)。これは凄いや。

2005年5月25日 (水曜日)----すぎもとともひで

ンチャン

ベトナム口琴

くくくく......。やられた......。

京都駅前のプラッツ近鉄に入ってるCDショップ新星堂は、売り場面積からしたらクラシック・コーナーが充実してるのと、現代曲もちゃんと置いてあるのでちょくちょく見に行きます。で、ちょっと前に見つけて我慢してたシュトックハウゼンのCDを、今日は買うぞ! と張り切って行ってみたら、誰かに買われたのか無くなってました。あぁ、残念。無念。欲しいCDを見つけたら街金に駆け込んでも買うべきだな、やっぱり(苦笑)。

しかし、折角28年ぶりにシュトックハウゼンが来日するというのだから、来日記念の「シュトックハウゼン・コーナー」が出来ててもいいものなのになぁ。

あまりに悔しいので、土曜日に寺町通りにある民族楽器屋さん、コイズミ楽器で買ったベトナムはモン族のンチャンという口琴をビョンビョンビョンビョンしております。口琴っていうのは口にくわえてビョンビョンする楽器ですが、この口琴は歯に当てなくてもいいタイプで、カラフルなケースも付いててお手軽です。それに、そこそこ良い音もします。普通の楽器店に良く売ってる粗悪な口琴を買うくらいなら、絶対にこれを買った方がいいですね。

2005年5月27日 (金曜日)----すぎもとともひで

パスカルズが来るのよ

夕方から頭痛です。1週間ぶり。車を運転中に片頭痛の前兆があったのは初めてだったのですが、もの凄く気持ち悪いですね。まぁ普通の時でも気持ち悪いんだから、至極当たり前な事なのですが。とまれバファリンが効いたので今はちょいと回復です。最近は前兆でイミグランを飲むか、バファリンで大丈夫かってのがわかる様になってきた感じがします。そして、ここ何ヶ月もイミグランは飲んでないです。

それはさておき、24日は久しぶりにLive Spot RAGへライヴを見に行って来ました。Tim Armacost Quartet from N.Yというライヴ。いやぁ、ドラマーのビリー・ハートのドラミングは凄かったです。まず、60歳を超えたプレイとは思えないようなパワー。これは凄かった。音がでかいんです。いや、勿論ピアニッシモまででかくないですよ。ここぞ! って所がもの凄いでかいんです。ダイナミックレンジが広いんです。ロック・ドラマー顔負けでした。それが力任せじゃなくて、スコーンと音が抜けてるのですよね。いやぁ、勉強になったです。それから、ドラム・ソロとか、8バース・チェンジ(16バース・チャンジだったかな?)とかでのトリッキーなフレーズも凄かったですね。分りやすいソロをとるドラマーじゃないんですね。3連の4つ割りとかを多用するのは、手癖みたいになってるのでしょうね。CDでのプレイでも良くやってますし。バッキングでも2拍3連にメトリック・モジュレーションしたりしてたのもかっこ良かったです。

久しぶりにこんなジャズのライヴを見ましたが、ボクは「ジャズを伝統的なジャズのイディオムだけでやってる」のが面白くないっていうんじゃないっていうのは再確認出来た気はしました。ただ、これは聴く時の問題で、もし自分が演奏する立場だったら、そんなのはやりたくないとは思いますが。

いや、そんな事より、今回デューク・エリントンの"In A Sentimental Mood"が聴けたのは嬉しかったですよ。大好きな曲ですからね。ちなみに最近良く聴くのはImpulseから出てる「デューク・エリントン&ジョン・コルトレーン」ってアルバムの"In A Sentimental Mood"。エルビン・ジョーンズのドラムも痺れます!

さて、明日もコンサートへ行きます。なんとパスカルズが初めて関西上陸するのです! 場所は滋賀県の甲賀市碧水ホール。関西でパスカルズなんてなかなか見られないので、是非見に行きましょう! ......って、もっと早く書いたら良かったですかね(苦笑)。ちょいと離れてるけれど、ドライヴがてらに行って来ます。

2005年5月29日 (日曜日)----すぎもとともひで

パスカルズがやってきた

Pascalsのポスター

最近、大人数のバンドが色々と出て来て、少し前にもちょっと人格を疑いたくなる様な編集長の居る某音楽誌(苦笑)にも、そういう特集が組まれたりしてました。大人数バンドが人気だと言っても、東京スカパラダイスオーケストラなんかの様にツアーを組んで、大ホールでライヴが出来るなんていうバンドは稀で、ほとんどが東京近郊でしか自主的な公演は出来てないんじゃないかと思える状況だと思いますね。

そして、先の某音楽誌には渋さ知らズDate Course Pentagon Royal Gardenは触れられても、パスカルズのパの字も出てなかった(と思う)のが納得のいかない所でした。人脈図にパスカルズのメンバーでもある坂本弘道さんが載ってるにも関わらずです。まぁ、あんなのは書いてるとキリが無いんでしょうけれど......。でも、パスカルズ・ファンからしたら納得のいかない所です。

まぁそんなのはいいんです。パスカルズを生で見る事が出来る機会がやっとやってきたのです。日本よりフランスで人気のあるパスカルズなので、フランス・ツアーには度々出かけても、日本でのツアーは初めてなのです。

会場の滋賀県の甲賀市碧水ホールへの道のりは、前日にMapFanで調べて、国道1号線で行くルートの地図をA4の用紙4枚に印刷して、それを持って出かけたのですが、出発した5秒後に急遽変更。宇治から天瀬ダムを通って宇治田原町に出て、そこから国道307号線で行く事にしました。実はこの行き方は初めてだったので躊躇していたのですが、どう考えても1号線の渋滞は避けたいと思ったのでした。実際行ってみると、こっちのルートにして大正解。午前11時20分に自宅を出発して、会場に着いたのが午後12時40分。1時間20分で着いてしまいました。やっぱり信号の数がこれだけ違うと快適ですねぇ。途中で信楽焼のたぬきに12654体ほど遭遇したのも面白かったですし。

会場のロビーや外ではフリー・マーケットが行われていて、着くなり色々と物色していると、知久寿焼さんも色々と見て回ってまして、おにぎりを買ったり、カレーを食ったり、ビールを飲んだりしていました(笑)。それにしても、知久さんは凄く痩せててビックリしました。

あんみつとかカレーとか五穀米のおにぎりとかを食って腹ごしらえをして、近くの西友で団子とか五平餅とかを食ってブラブラして、それから会場に戻って、またパンを食いながらベトナム口琴をビョンビョンして時間をつぶしてたら開場しました。

会場はホールなのですが、ステージを使わずに、縦長の客席を横に使って、その3分の1くらいにパスカルズがセッティングしてありました。そんなにステージ自体が狭いって感じはしなかったので、パスカルズとしては平座でやる方がやりやすいっていう事なのでしょうか? でもこれは大成功だったと思います。席は前が座布団席で後ろが椅子席でしたが、座布団席に座る事にしました。

今回の公演は中学生以下が無料だったので、こういう事になるんじゃないかな? と思っていたのですが、小さい子供が多くて、当然演奏中にも黙ってる訳はないです。それだけじゃなくて、あっちこっち動きまくるのですね。もうNHK教育の子供番組状態です(笑)。でも、この子供の声がノイズにならずに、逆に良い効果音と思えるようになる音楽っていうのは、パスカルズだからではないかと思ってしまいました。それに、やっぱり平座にしてステージと客席が一体になってるっていうのが、良い効果を生んでいたと思います。本当に素晴らしかったです。

「きんとんうん」や「326」「だんだんばたけ」などの歌ものを聴けたのも満足でしたけれど、坂本さんの火花プレイ(?)を初めて生で見られたのも感動でした。パスカルズではやってないと思ってたので。しかし、こんな素晴らしいグループは、日本でももっともっと真っ当に評価されていいと思いますね。また是非関西地方にもやって来て欲しいです。

会場でフランス・ツアーの様子を収録したロード・ムービーのDVDを購入。

2005年5月30日 (月曜日)----すぎもとともひで

本日貰った薬をざっと

さて今日は朝からフラフラしてまして、ダウン気味で御財増す故(←を! 素晴らしい誤変換! ......って去年の正月にもやってるやん)、午後からは病院をかけもちしました。

まずは眼科。目の奥がずどーんと重い感じがしたので、7ヶ月ぶりくらいに眼科へ。ざっと検査をしてもらったのですが、特に異常なしだそうで、疲れ目の点眼薬を貰って来ました。日本点眼薬研究所のマイピリン 5mLっていうものでした。

それから、熱を測ってもらったら37.5度くらいあったのと、フラフラするので近くの病院の内科も受診。月曜日だし混んでるかな? と思ったらそうでもなくて、意外と早く呼ばれました。結局、風邪だろうという事で、貰った薬はPL 1gっていう、これは病院で出す総合感冒薬みたいですね。それから武田薬品工業のダーゼン 10mgってのと、塩野義製薬の抗生物質フロモックス 100mg。あと、三共のロキソニン 60mgっていう解熱鎮痛剤。以上、お薬自慢でした(苦笑)。

久しぶりに平日昼間の番組をボーっと見てましたが、作家の鈴木光司さんがホラーについて話していて、例えば外国でフランケン・シュタインが出たっていう話を聞いても、現実感がなくて怖くない。玄関の魚眼レンズ越しに見る誰だか分らない横顔みたいなものの方が怖いものだ......みたいな話しをしていて、まったくだなぁ......と納得。ハリウッドのホラーはグロテスクなものか、いきなり「ワッ!」と驚かせるような手法ばっかりだもんなぁ。そういうものはジェット・コースターと同じなんだろうなぁ。本当に怖いものっていうのは遊園地になんか行かなくても、すぐ近くに有るもの。そして、それはたいがい自分が頭の中で作り上げているものなのですね。成る程。

それから、MBSの「ちちんぷいぷい」を見てたら、CanCamの専属モデルオーディションで選ばれて、今坂口憲二と中身が黄色いキーウィ・フルーツのCMをやってる犬伏まりさんっていう人の紹介をしていました。全然興味がない話題だったのですが、徳島出身と聞いて俄然興味が(笑)。へー。いや、徳島出身っていうか、今も鳴門に住んでて四国大学の学生さんなのだそうな。ほー。それは応援していかないと。ひー。そういえば大塚ちひろさんも(確か)鳴門出身だったと思うし、最近ゲンノージンちょこちょこ出てますね。はー。

2005年5月31日 (火曜日)----すぎもとともひで

インスパイア

サントリーの-196℃っていうチュウーハイのテレビCMがありまして、これはサイトからでも見る事が出来ます。このCMを見る度にずーっと気になってたのです。何がって、このCMの15秒バージョン冷結レモン1編っていうののオープニングのギターの音。このフレーズがまんま大阪市営地下鉄の列車到着メロディなんですよね。

CMの音は先の商品サイトから見られますが、ちなみに地下鉄の到着音は安全側線というサイトの大阪市営地下鉄のページにある「御堂筋線」の「2番線 中津行き 旧接近放送」っていうリンクから聞く事が出来ます。あと、midiデータではデジタル鉄道館の素材ページの「大阪市営地下鉄(入線)」っていう上の方がそれです。

調べてみると、このCMは少年ナイフの曲を使ってるだけの様なので、このギターのフレーズはこのCMの使用曲に依るもののようですね。曲はカーペンターズの名曲Top Of The Worldのカバーです。あるサイトでは「CMの原曲はカーペンターズのヒット曲なので、大阪地下鉄側が似せた可能性もある」なんて書いてあったのですが、原曲にそんなフレーズは出て来ませんよね。それに、少年ナイフのスタッフが書いてるページでは次の様な記載があります。

Top Of The Worldのイントロが地下鉄御堂筋線の到着メロディにインスパイアされた

つまり、たまたま似たんじゃなくて、意図的なようですね。

でも「インスパイアされて」って、メロディはまんまなんですよ(苦笑)。これ「インスパイア」ですかね?